U-22・関塚監督、大津を強行選出
2011.11.10 05:04更新
関塚ジャパンに“欧州の風”を招き入れる。ブンデスリーガ・ボルシアMGのFW大津を招集した関塚監督は、会見で期待を込めた。
「攻撃の仕掛けの部分で、しっかりやってもらえると信じています」
今回はA代表入りしたMF清武(C大阪)とFW原口(浦和)、故障のMF山村(流経大)を欠く布陣。攻撃力ダウンが心配される中、トリッキーなドリブルが武器の21歳に白羽の矢を立てた。
大津は6月下旬の五輪2次予選・クウェート戦の直前にメンバーから落選。これに発奮し、J1首位を走る柏にいながら7月の欧州移籍を決意した。開幕からベンチ外が続いたが、10月22日のホッフェンハイム戦(●0-1)の後半38分にリーグ初出場。課題のフィジカル強化に取り組み、心身にたくましさを増した。清武の代役に、右MFで先発に期待が高まる。
関塚監督が公式戦に欧州組を呼ぶのは初めて。五輪予選は招集に拘束力がなく、過去にFW宮市(アーセナル)、MF宇佐美(バイエルン・ミュンヘン)に招集レターを送った際はクラブ側に、にべもなく拒否された。
A代表のドーハ合宿に同行している日本協会の原博実技術委員長によれば、ボルシアMGは大津の招集に際し「他の選手にけが人がなければ」と条件を付けたという。最悪の場合は大津の代表辞退も起きうるが、リスクは承知の上。まずは欧州の壁に風穴をひとつ開けたことに意味がある。
「アジアの五輪予選の事情を欧州に理解してもらった。これからスムーズになれば」と関塚監督も今後に期待。欧州組の先兵、大津のゴールがロンドン切符を引き寄せる。 (浅井武)
올림픽 대표 비밀 병기·오츠 유우키
U