フランス、日本に海軍艦艇を派遣…北の違法瀬取りを監視
2019年01月14日09時02分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
フランスが東海(トンへ、日本名・日本海)上で北朝鮮を監視するために海軍艦艇を日本に派遣する方針を固めた。フランスは今年4月から海上哨戒機と護衛艦「ヴァンデミエール」を長崎県佐世保海軍基地に派遣し、北朝鮮を監視するための海上巡回査察に参加することにしたと、ル・フィガロなど仏メディアが伝えた。
日本とフランスは今月11日(現地時間)、仏ブレスト海軍基地で開かれた第5回外務・防衛閣僚会合「2+2」でこのような内容に合意した。会合には日本からは河野太郎外相と岩屋毅防衛相が、フランスからはジャン=イヴ・ル・ドリアン外相とフロランス・パルリ軍事相がそれぞれ出席した。今回の合意によって、日本海上自衛隊は在日米海軍やヴァンデミエールと共に東海近海で海上巡回査察活動を行うことになった。監視の対象は北朝鮮船舶だ。北朝鮮船舶が東海上で石炭や武器などを輸出したり国際社会が搬入を禁止している物品を積み替えたりするいわゆる瀬取り行為を監視し、防ぐのが目的だ。
両国はこの日発表した共同声明で「瀬取りを含む北朝鮮の制裁回避について、引き続き協力して対処していく」としながら「フランスは、2019年の上半期に海上哨戒機及び艦艇といったアセットの派遣を通じて、違法な海上活動に対する監視活動への貢献を強化する意図を表明した」と明らかにした。また、この日発表された声明書には「インド太平洋地域における両国の共同訓練及び演習を全ての軍種で実践的かつ定期的に進めていくとの方針を確認した」という内容も盛り込まれた。
日本が仏軍と協力するのは、米国への依存度を弱め、中国を牽制(けんせい)するためのものだとの分析もある。AFPは「ドナルド・トランプ米国大統領のアジア同盟国に対する防御意志が疑われる状況で、日本がフランスと軍事協力に熱意を示している」と評価した。
日本はまた、英国とも軍事協力を強化している。10日にロンドンで開かれた日英首脳会談で、安倍晋三首相とテリーザ・メイ首相は今年上半期に英国護衛艦を日本に配備することを確認した。
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今回の河野外相の欧州訪問では、イギリス・フランスという欧州2大国から北朝鮮の瀬取りに対する参加を取り付けました。
これだけ多国籍で参加するのはソマリアの海賊監視以来でしょう。
ニュースでは同時進行としてシンガポールでの防衛関係の将軍級実務者会議が「韓国側のレーダー情報交換拒否」により決裂したともあります。
瀬取り監視と日韓レーダー問題。
これらは直接的には関係しませんが、極東での外交安全問題での日韓の存在感・立ち位置としては決定的な違いの流れが出来てきた気がしますね。
事は将来の国際社会での両国の地位を決定付ける意味を持つターニングポイント、マイルストーンになるかもしれません。
日本はこれまで西側の有力国ではあったものの極東アジアでの立場は経済協力を除き政治的に目立つことは無かったかと思います。特に軍事的要素では。
それは中国・韓国に対する欧米諸国の暗黙の配慮でもあったでしょうし、日本の専守防衛という立場への尊重もあったでしょう。
韓国も先端武器を所有し、軍事力では東アジア有数で日本に準ずる海外展開力を持つまでになっており、他のアジア諸国とは一線を隔す有力国のはずです(中国は除外)
ですから今回の瀬取り監視での多国籍活動も日本が拠点を提供するなら、有力国の韓国にも同様の拠点があるべきなのが他国における日韓バランスというものだった筈です。
ですが、対北朝鮮(中国)問題では日本は国際社会の一員・前線位置なのに対し、韓国は自己都合(民族和合)による日和見的な態度で味方かどうかも怪しい立ち位置です。
瀬取り問題は元を正せば北朝鮮の核放棄・韓半島の非核化問題であり、日韓のバランス問題どころでは無く、国際的な国連枠での問題であります。
それが一方的に日本との協力のみの参加活動になった。
これの意味するところは、国際政治・外交世界において極東では日本が主であり韓国は員数外になったのではないか?ということです。
そしてこのことは意見の対立では無く「国としての信義の問題」を内包している点が世界としては看過できない所なのだとも思います。
韓国とは経済での懸案を処理すればよく、国際政治においては他のアジア諸国の一つ程度に格下げされたのではないか? ということです。
現在、欧米訪問で比較しても安倍・河野と比べ、文大統領の訪問では意見の違いに留まらず、政治的能力・見識にまで疑問符が付いている状況です。国際政治の場では韓国とは一歩距離を置こうという意識が諸外国のコンセンサスになってきたのかもしれません。
今回の瀬取り監視の参加は、イギリスもフランスも期間限定の最小部隊の参加であり、まだ臨時の枠組みかも知れません。
でもこれが海賊監視並みに常態化した時には、日本と韓国の国際社会における地位の違いも常態化することになると思いますね。
それは北朝鮮問題だけではなく、将来の国際社会での(過去とは別の)階層の違いになるという事だと思います。
TPPではイギリスの参加も話題になっており、安全保障協力では日米韓が形骸化して行くのに対し、日米印豪が新たな枠組みとして確立しつつあります。
経済も安全保障でも「韓国に問題があり、加わるには韓国が態度を改めなければならない」状況です。
これからの日本は本当に「真の国際的大国として韓国と向き合う」事に変わるのかもしれませんね。
そしてそれは国際社会から当然視される。
あまり韓国にとっては(今の認識だと)良い未来じゃない気がしますがw
フランス、日本に海軍艦艇を派遣…北の違法瀬取りを監視
2019年01月14日09時02分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
フランスが東海(トンへ、日本名・日本海)上で北朝鮮を監視するために海軍艦艇を日本に派遣する方針を固めた。フランスは今年4月から海上哨戒機と護衛艦「ヴァンデミエール」を長崎県佐世保海軍基地に派遣し、北朝鮮を監視するための海上巡回査察に参加することにしたと、ル・フィガロなど仏メディアが伝えた。
日本とフランスは今月11日(現地時間)、仏ブレスト海軍基地で開かれた第5回外務・防衛閣僚会合「2+2」でこのような内容に合意した。会合には日本からは河野太郎外相と岩屋毅防衛相が、フランスからはジャン=イヴ・ル・ドリアン外相とフロランス・パルリ軍事相がそれぞれ出席した。今回の合意によって、日本海上自衛隊は在日米海軍やヴァンデミエールと共に東海近海で海上巡回査察活動を行うことになった。監視の対象は北朝鮮船舶だ。北朝鮮船舶が東海上で石炭や武器などを輸出したり国際社会が搬入を禁止している物品を積み替えたりするいわゆる瀬取り行為を監視し、防ぐのが目的だ。
両国はこの日発表した共同声明で「瀬取りを含む北朝鮮の制裁回避について、引き続き協力して対処していく」としながら「フランスは、2019年の上半期に海上哨戒機及び艦艇といったアセットの派遣を通じて、違法な海上活動に対する監視活動への貢献を強化する意図を表明した」と明らかにした。また、この日発表された声明書には「インド太平洋地域における両国の共同訓練及び演習を全ての軍種で実践的かつ定期的に進めていくとの方針を確認した」という内容も盛り込まれた。
日本が仏軍と協力するのは、米国への依存度を弱め、中国を牽制(けんせい)するためのものだとの分析もある。AFPは「ドナルド・トランプ米国大統領のアジア同盟国に対する防御意志が疑われる状況で、日本がフランスと軍事協力に熱意を示している」と評価した。
日本はまた、英国とも軍事協力を強化している。10日にロンドンで開かれた日英首脳会談で、安倍晋三首相とテリーザ・メイ首相は今年上半期に英国護衛艦を日本に配備することを確認した。
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今回の河野外相の欧州訪問では、イギリス・フランスという欧州2大国から北朝鮮の瀬取りに対する参加を取り付けました。
これだけ多国籍で参加するのはソマリアの海賊監視以来でしょう。
ニュースでは同時進行としてシンガポールでの防衛関係の将軍級実務者会議が「韓国側のレーダー情報交換拒否」により決裂したともあります。
瀬取り監視と日韓レーダー問題。
これらは直接的には関係しませんが、極東での外交安全問題での日韓の存在感・立ち位置としては決定的な違いの流れが出来てきた気がしますね。
事は将来の国際社会での両国の地位を決定付ける意味を持つターニングポイント、マイルストーンになるかもしれません。
日本はこれまで西側の有力国ではあったものの極東アジアでの立場は経済協力を除き政治的に目立つことは無かったかと思います。特に軍事的要素では。
それは中国・韓国に対する欧米諸国の暗黙の配慮でもあったでしょうし、日本の専守防衛という立場への尊重もあったでしょう。
韓国も先端武器を所有し、軍事力では東アジア有数で日本に準ずる海外展開力を持つまでになっており、他のアジア諸国とは一線を隔す有力国のはずです(中国は除外)
ですから今回の瀬取り監視での多国籍活動も日本が拠点を提供するなら、有力国の韓国にも同様の拠点があるべきなのが他国における日韓バランスというものだった筈です。
ですが、対北朝鮮(中国)問題では日本は国際社会の一員・前線位置なのに対し、韓国は自己都合(民族和合)による日和見的な態度で味方かどうかも怪しい立ち位置です。
瀬取り問題は元を正せば北朝鮮の核放棄・韓半島の非核化問題であり、日韓のバランス問題どころでは無く、国際的な国連枠での問題であります。
それが一方的に日本との協力のみの参加活動になった。
これの意味するところは、国際政治・外交世界において極東では日本が主であり韓国は員数外になったのではないか?ということです。
そしてこのことは意見の対立では無く「国としての信義の問題」を内包している点が世界としては看過できない所なのだとも思います。
韓国とは経済での懸案を処理すればよく、国際政治においては他のアジア諸国の一つ程度に格下げされたのではないか? ということです。
現在、欧米訪問で比較しても安倍・河野と比べ、文大統領の訪問では意見の違いに留まらず、政治的能力・見識にまで疑問符が付いている状況です。国際政治の場では韓国とは一歩距離を置こうという意識が諸外国のコンセンサスになってきたのかもしれません。
今回の瀬取り監視の参加は、イギリスもフランスも期間限定の最小部隊の参加であり、まだ臨時の枠組みかも知れません。
でもこれが海賊監視並みに常態化した時には、日本と韓国の国際社会における地位の違いも常態化することになると思いますね。
それは北朝鮮問題だけではなく、将来の国際社会での(過去とは別の)階層の違いになるという事だと思います。
TPPではイギリスの参加も話題になっており、安全保障協力では日米韓が形骸化して行くのに対し、日米印豪が新たな枠組みとして確立しつつあります。
経済も安全保障でも「韓国に問題があり、加わるには韓国が態度を改めなければならない」状況です。
これからの日本は本当に「真の国際的大国として韓国と向き合う」事に変わるのかもしれませんね。
そしてそれは国際社会から当然視される。
あまり韓国にとっては(今の認識だと)良い未来じゃない気がしますがw