鉄道話



( ・ิω・ิ)ノ ども。umibozeですよ。


 先日、ちょろっと船旅に出てきたお話をば。


 とある平日。普通列車に乗り東室蘭駅で降車、特急列車に乗り換える。

 ・・・いや、車両は特急電車なんだけれども、これから乗車する東室蘭~室蘭間は普通列車として運転しているので、運賃のみで乗車可なのよね。

 途中、左手に巨大なサッカーボールが現れる。・・・いや、見ての通り都市ガスのタンクなんだけれども。そういえば室蘭でもコンサドーレの試合をやってるんだよなぁ、なんて思ってWikiを見てみたら、室蘭では2012年以降開催してないのね。興味が無いから全然気がつかなかった。それでも、小中学生対象の育成組織があるようで、一応室蘭との縁(?)は切れてないのかな。


 終点室蘭。行き止まりの駅。

 さて、これからどうしよう。フェリーは出航の60分前までに乗船手続しる、となってるけど、出航まであと3時間あるぞ。早く来すぎたな。


 船に乗ったらろくなものを食えないだろうからと、とりあえず腹ごしらえすることにする。ちょろっと駅周辺を歩いてみるも、スーパーが2軒あるほかは・・・商店街は惨憺たる状況だな。ほぼほぼシャッター街。まぁ、室蘭の中心市街地は東室蘭駅周辺だからなぁ。仕方ないので、以前行ったことのある店に行くことにする。

 室蘭の定番、大王の「カレーラーメン」(830円)。旅に出て早々に余計な汗をダラダラ流しながら完食。以前いただいたときは、その後ずっと胃がもたれて酷かったけど、今回は大丈夫だったな。

(;´-ω-)体調によるんだろうか。



 スーパーで軽く食料を買い込んでフェリーターミナルに向かう。室蘭駅前から徒歩で十数分で到着。結構近いね。

 5月に愛車と共に八戸へ渡ったときと同じ船。この航路はこの船一隻で運用してるようだから当然か。


 乗船前に、測量山のアンテナ群を見上げると、そばに月があったので撮ってみた。

 画になるかしら。


 出航50分前に乗船開始。「いってらっしゃい宮古へ」ですか。振り返ると当然「ようこそ室蘭へ」と書いてあったりする。  

 前回は雑魚寝の2等にしたけど、今回は2等寝台Bを選択。通常室蘭~宮古間の2等寝台Bは8000円だけど、現在は利用不振による需要喚起のためか40%割引キャンペーン延伸中のため4800円で乗船可。2等雑魚寝の通常料金6000円より安いくらいなので、寝台にしてみた。

 ・・・が、寝台のある部屋は冷房を効かせていないんじゃないのかというくらい暑く、更に寝台に入ってカーテンを閉めると空気の流れが全く感じられず自分が発する熱で尚のこと暑苦しい。不愉快。

( ´-д-)でも、いつの間にか眠ってしまっていましたよ。



================================================================



 目が覚めると、時刻は4時半ころ。いつの間にか途中寄港した八戸を出港済み。全く気がつかなかったな。

 暑苦しい寝台にいつまでも居るのも不愉快なので、後ろのデッキに出て風に当たることにする。

 この日の日の出時刻は、Siriが言うには5:03頃。進行方向左側の、東の水平線を見ると・・・

 日の出は拝めず。残念。綺麗な旭日を見たかったのに。



 右手を見ると、三陸の海岸が見えたので、5月のドライブを振り返りながら眺めてみた。


 ここは十府ヶ浦海岸の辺りかな。

 海岸に見える白く長い構造物が巨大防潮堤ですか。


(※2019.5.19撮影)十府ヶ浦

 地上で見ると大規模な防潮堤に見えたけど、海から見ると細い白い線ですな。



 津波石のあった羅賀の辺り。

 ズームして、右手が羅賀、左手が田野畑ですな。ここにも大規模な防潮堤が建設されていて、田野畑の方は・・・


 防潮堤の水門上の構造物に三陸鉄道の気動車を模した塗装をしたのがかろうじて分かるな。コンデジの20倍ズームではこんなものか。


(※2019.5.19撮影)羅賀の津波石

(※2019.5.19撮影)田野畑の水門


 この辺りが鵜ノ巣断崖かな。

 海岸近くの展望台から見ると細かい鋸の歯のようなリアス式海岸だけど、沖から見るとさっぱり分からんな。


(※2019.5.19撮影)鵜ノ巣断崖



 ここは田老だな。


 ご自慢の巨大防潮堤が2011年の津波で破壊されたのに、懲りずに更に大きな防潮堤を建設中。巨大防潮堤があるから大丈夫なんて住民が高をくくったせいで逃げ遅れて多数犠牲者が発生したんでなかったか?同じ轍を踏むことになると思うんだがねぇ。もっと他に出来ることは無いのかね。

 沖からじゃ、震災以降のたろう観光ホテルは山の陰になって見えないんだな。


(※2019.5.19撮影)田老で建設中の防潮堤

(※2019.5.19撮影)破壊された防潮堤の先に見えるたろう観光ホテル



 田老を過ぎると宮古はもうすぐですよ。

 ・・・何か建ってるな。


 これが浄土ヶ浜かな。5月のドライブでは日没タイムアウトで見られなかったんだよな。

 ほぉ、こういうところなのか。


 宮古の街が見えてきましたよ。向かって右手の漁港エリアには巨大なコンクリート壁。グーグルアースで見ると本当に薄っぺらい板だけど、こんなので津波の力に耐えられるのかね。

 漁港からは何隻もの漁船がお出迎え・・・なわけないな。時刻は朝の7時を過ぎだけど、こんな時間から漁に出るのか、水揚げを終えてお家に帰るところなのか。


(※2019.5.19撮影)宮古の漁港に建設中の防潮コンクリート壁


 何だかいろいろ工事中だねぇ。

 向かって左手のフェリーやら貨物やらのエリアにも立派なコンクリート壁。


 宮古の街は大きな入り江の途中にあるけど、入り江の奥を見るとまたそこにも巨大な防潮堤が。どれだけ金が掛かってるんだろう。

 遠くからも見えていた巨大な煙突。ググってみると、JAのHPに紹介文がありましたよ。

—————————————————————————————————

ラサの煙突

 宮古市のシンボル「ラサの煙突」は市街から南方にある小山田地区の通称「煙突山」の山上にそびえ立っています。
 この煙突の歴史は古く、昭和14年6月、ラサ工業(株)宮古工場精錬所の創業と同時に完成しました。日本第2位の高さを誇るコンクリート製の大煙突で、高さは160mですが標高90mの「煙突山」の山上にあるため、地上からの高さは250mにもなります。根元の直径は10m、先端は5mと、あまりの大きさのため市内のいたるところから見ることができ、完成当時は「東洋一の大煙突」と呼ばれていました。
 太平洋戦争末期の昭和20年8月9,10日。宮古市の同精錬所を初めとした湾岸の施設や湾内停船中の輸送船などが米軍による空襲の標的となり、周辺は焼け野原になるほどの被害を受けました。しかし、この煙突だけは米軍機の度重なる爆撃にも耐え、ついに壊れなかったと伝えられています。
 見る人のその時の感情や見る角度、季節、天候、時間によって全く異なる表情を見せる「ラサの煙突」。何でもない風景で、特に気を付けてみることもありませんが、宮古市民にとってなくてはならない煙突です。

—————————————————————————————————

( ´・д・)ヘェー









 宮古のフェリーターミナルに入ると、そこかしこに不細工なぬいぐるみが。

 宮古のゆるキャラ「サーモンくん・みやこちゃん」だそうで。・・・シャケなのか?鮭といえば北海道、なイメージが刷り込まれてる身としては、かなり違和感を感じる。



 フェリーターミナル前に、ラグビーワールドカップのロゴとナミビアとフィジーの国旗。近くの釜石で試合があるのは聞いた記憶があるけど、宮古でナミビアとフィジーのチームがキャンプをするそうで。へぇー。

 さて、フェリーは予定の7:55より若干早く到着。フェリー会社のHPではフェリーターミナルからのバスは8:15発。バスを待ってしばらく惚けていたんだけれども、発時刻が近づいてもお目当てのバスがやって来る様子が無い。発時刻直前に、いい加減おかしいと思いバス停の時刻表を確認すると、そこには「8:35」の表示が。今年7月31日にダイヤ改正してたんですと。しかも、宮古駅までの所要時間が10分から30分に延びている?何だそりゃ。HP更新しといてくれや。

( ´-д-)・・・貴重な時間を無駄にした。


 もう待っていられないと、フェリーターミナルを後にして街へ向かって歩き始める。

 敷地を出ると、道路を挟んで向かいに巨大コンクリート壁。よく作ったもんだねぇ。

 ところどころに覗き窓が。こんなもの作って、強度は津波に耐えられるのか?

 数百m毎に設けられた扉の上にはそれぞれパラボラアンテナが。どうやら、津波警報が発令されちゃったりなんかしたら、自動で閉まるようですよ。

 ・・・扉が閉まる間際に駆け込んだら、エレベーターみたいに異物を検知して扉が開いたり、電車みたいにちょっと痛い思いをしたり・・・なんてものじゃ済まないだろうなぁ。プチッ♪と逝っちゃうのかな。ガクガク((((((;゚Д゚))))))ブルブル

 かといって、閉め出されてただ津波に呑まれるのを待つというのもゾッとするな。

 

 歩き始めて数分たったところで、何やら声が聞こえる。天の声?そんなばかな。車道を見ると、車を停め窓を開けてこちらに声を掛けるオッサンが。

<ヽ`д´>「どこまで行くのよ」

( ´・д・)「宮古駅までですけど」

<ヽ`д´>「乗ってけ!連れてっちゃる」

 ご厚意に甘えて乗せてもらって話をしてみると、どうやら度々同様の旅行者を乗せているよう。バスがダイヤ改正で不便になったせいで、歩いて街まで行こうという人が多いみたいだな。やっぱり。


 宮古駅前で降ろしてもらい、時刻を確認するとほぼ当初スケジュール通り。なので、当初スケジュール通りに腹ごしらえに出掛けることにする。

 ちょろっと歩いて着いたのは「宮古市魚菜市場」。ここなら早い時間から飯にありつけるようで。

 中に入ると、いきなり畳の上でくつろぐ大量のジジババ共。・・・もとい、生産者が野菜やら何やらを持ち込んで直接売っているようですよ。値段は見なかったけど、生産者が本気で売ったら、まともに出店している他の店は商売にならないんじゃないだろうか。ちゃんと成り立ってるのかな。


 ここで、海鮮丼を提供している丼物の店・・・に入ろうかなと計画段階では思っていたんだけれども、前日のカレーラーメンが重すぎたのか、いまだに食欲が湧かず。普段から朝飯食ってないものな。高い海鮮丼なんて食っても美味しくいただけないだろうと判断、隣で安い定食をいただくことにする。断じて金が惜しくなったわけではない・・・はず。

 「朝の刺身定食」(600円)。何だかショボいような気もするけど、まあいいや。ソフトドリンク飲み放題だというので、3杯ほどお代わりして飲んできましたよ。


 市場の中には、買ってきた肉や魚介類なんかを焼いていただけるバーベキューコーナーなんてのもありましたよ。金を取られるけど。・・・当然か。


 腹ごしらえを済ませて外に出る。マンホールにもシャケの画。ここはシャケの街なのかねぇ。



 戻って来ました宮古の駅。駅裏とを結ぶ自由通路を挟んで右手に三陸鉄道の建物。三陸鉄道の駅は元々こっちにあったけど、今年3月23日の山田線宮古~釜石間の経営移管に伴ってか、今は左手の駅舎にJRと三陸鉄道が同居しているようで。狭くないのかね。

 駅舎から外へはみ出すほどの行列。

( ゜д゜)こんな田舎の駅で、何故だ?


~ 続く ~

 


ちょろっと船旅に出てみた。



( ・ิω・ิ)ノ ども。umibozeですよ。


 先日、ちょろっと船旅に出てきたお話をば。


 とある平日。普通列車に乗り東室蘭駅で降車、特急列車に乗り換える。

 ・・・いや、車両は特急電車なんだけれども、これから乗車する東室蘭~室蘭間は普通列車として運転しているので、運賃のみで乗車可なのよね。

 途中、左手に巨大なサッカーボールが現れる。・・・いや、見ての通り都市ガスのタンクなんだけれども。そういえば室蘭でもコンサドーレの試合をやってるんだよなぁ、なんて思ってWikiを見てみたら、室蘭では2012年以降開催してないのね。興味が無いから全然気がつかなかった。それでも、小中学生対象の育成組織があるようで、一応室蘭との縁(?)は切れてないのかな。


 終点室蘭。行き止まりの駅。

 さて、これからどうしよう。フェリーは出航の60分前までに乗船手続しる、となってるけど、出航まであと3時間あるぞ。早く来すぎたな。


 船に乗ったらろくなものを食えないだろうからと、とりあえず腹ごしらえすることにする。ちょろっと駅周辺を歩いてみるも、スーパーが2軒あるほかは・・・商店街は惨憺たる状況だな。ほぼほぼシャッター街。まぁ、室蘭の中心市街地は東室蘭駅周辺だからなぁ。仕方ないので、以前行ったことのある店に行くことにする。

 室蘭の定番、大王の「カレーラーメン」(830円)。旅に出て早々に余計な汗をダラダラ流しながら完食。以前いただいたときは、その後ずっと胃がもたれて酷かったけど、今回は大丈夫だったな。

(;´-ω-)体調によるんだろうか。



 スーパーで軽く食料を買い込んでフェリーターミナルに向かう。室蘭駅前から徒歩で十数分で到着。結構近いね。

 5月に愛車と共に八戸へ渡ったときと同じ船。この航路はこの船一隻で運用してるようだから当然か。


 乗船前に、測量山のアンテナ群を見上げると、そばに月があったので撮ってみた。

 画になるかしら。


 出航50分前に乗船開始。「いってらっしゃい宮古へ」ですか。振り返ると当然「ようこそ室蘭へ」と書いてあったりする。  

 前回は雑魚寝の2等にしたけど、今回は2等寝台Bを選択。通常室蘭~宮古間の2等寝台Bは8000円だけど、現在は利用不振による需要喚起のためか40%割引キャンペーン延伸中のため4800円で乗船可。2等雑魚寝の通常料金6000円より安いくらいなので、寝台にしてみた。

 ・・・が、寝台のある部屋は冷房を効かせていないんじゃないのかというくらい暑く、更に寝台に入ってカーテンを閉めると空気の流れが全く感じられず自分が発する熱で尚のこと暑苦しい。不愉快。

( ´-д-)でも、いつの間にか眠ってしまっていましたよ。



================================================================



 目が覚めると、時刻は4時半ころ。いつの間にか途中寄港した八戸を出港済み。全く気がつかなかったな。

 暑苦しい寝台にいつまでも居るのも不愉快なので、後ろのデッキに出て風に当たることにする。

 この日の日の出時刻は、Siriが言うには5:03頃。進行方向左側の、東の水平線を見ると・・・

 日の出は拝めず。残念。綺麗な旭日を見たかったのに。



 右手を見ると、三陸の海岸が見えたので、5月のドライブを振り返りながら眺めてみた。


 ここは十府ヶ浦海岸の辺りかな。

 海岸に見える白く長い構造物が巨大防潮堤ですか。


(※2019.5.19撮影)十府ヶ浦

 地上で見ると大規模な防潮堤に見えたけど、海から見ると細い白い線ですな。



 津波石のあった羅賀の辺り。

 ズームして、右手が羅賀、左手が田野畑ですな。ここにも大規模な防潮堤が建設されていて、田野畑の方は・・・


 防潮堤の水門上の構造物に三陸鉄道の気動車を模した塗装をしたのがかろうじて分かるな。コンデジの20倍ズームではこんなものか。


(※2019.5.19撮影)羅賀の津波石

(※2019.5.19撮影)田野畑の水門


 この辺りが鵜ノ巣断崖かな。

 海岸近くの展望台から見ると細かい鋸の歯のようなリアス式海岸だけど、沖から見るとさっぱり分からんな。


(※2019.5.19撮影)鵜ノ巣断崖



 ここは田老だな。


 ご自慢の巨大防潮堤が2011年の津波で破壊されたのに、懲りずに更に大きな防潮堤を建設中。巨大防潮堤があるから大丈夫なんて住民が高をくくったせいで逃げ遅れて多数犠牲者が発生したんでなかったか?同じ轍を踏むことになると思うんだがねぇ。もっと他に出来ることは無いのかね。

 沖からじゃ、震災以降のたろう観光ホテルは山の陰になって見えないんだな。


(※2019.5.19撮影)田老で建設中の防潮堤

(※2019.5.19撮影)破壊された防潮堤の先に見えるたろう観光ホテル



 田老を過ぎると宮古はもうすぐですよ。

 ・・・何か建ってるな。


 これが浄土ヶ浜かな。5月のドライブでは日没タイムアウトで見られなかったんだよな。

 ほぉ、こういうところなのか。


 宮古の街が見えてきましたよ。向かって右手の漁港エリアには巨大なコンクリート壁。グーグルアースで見ると本当に薄っぺらい板だけど、こんなので津波の力に耐えられるのかね。

 漁港からは何隻もの漁船がお出迎え・・・なわけないな。時刻は朝の7時を過ぎだけど、こんな時間から漁に出るのか、水揚げを終えてお家に帰るところなのか。


(※2019.5.19撮影)宮古の漁港に建設中の防潮コンクリート壁


 何だかいろいろ工事中だねぇ。

 向かって左手のフェリーやら貨物やらのエリアにも立派なコンクリート壁。


 宮古の街は大きな入り江の途中にあるけど、入り江の奥を見るとまたそこにも巨大な防潮堤が。どれだけ金が掛かってるんだろう。

 遠くからも見えていた巨大な煙突。ググってみると、JAのHPに紹介文がありましたよ。

—————————————————————————————————

ラサの煙突

 宮古市のシンボル「ラサの煙突」は市街から南方にある小山田地区の通称「煙突山」の山上にそびえ立っています。
 この煙突の歴史は古く、昭和14年6月、ラサ工業(株)宮古工場精錬所の創業と同時に完成しました。日本第2位の高さを誇るコンクリート製の大煙突で、高さは160mですが標高90mの「煙突山」の山上にあるため、地上からの高さは250mにもなります。根元の直径は10m、先端は5mと、あまりの大きさのため市内のいたるところから見ることができ、完成当時は「東洋一の大煙突」と呼ばれていました。
 太平洋戦争末期の昭和20年8月9,10日。宮古市の同精錬所を初めとした湾岸の施設や湾内停船中の輸送船などが米軍による空襲の標的となり、周辺は焼け野原になるほどの被害を受けました。しかし、この煙突だけは米軍機の度重なる爆撃にも耐え、ついに壊れなかったと伝えられています。
 見る人のその時の感情や見る角度、季節、天候、時間によって全く異なる表情を見せる「ラサの煙突」。何でもない風景で、特に気を付けてみることもありませんが、宮古市民にとってなくてはならない煙突です。

—————————————————————————————————

( ´・д・)ヘェー





<iframe src="//www.youtube.com/embed/RqD1_p3O8cM" class="note-video-clip" width="640" height="360" frameborder="0"></iframe>





 宮古のフェリーターミナルに入ると、そこかしこに不細工なぬいぐるみが。

 宮古のゆるキャラ「サーモンくん・みやこちゃん」だそうで。・・・シャケなのか?鮭といえば北海道、なイメージが刷り込まれてる身としては、かなり違和感を感じる。



 フェリーターミナル前に、ラグビーワールドカップのロゴとナミビアとフィジーの国旗。近くの釜石で試合があるのは聞いた記憶があるけど、宮古でナミビアとフィジーのチームがキャンプをするそうで。へぇー。

 さて、フェリーは予定の7:55より若干早く到着。フェリー会社のHPではフェリーターミナルからのバスは8:15発。バスを待ってしばらく惚けていたんだけれども、発時刻が近づいてもお目当てのバスがやって来る様子が無い。発時刻直前に、いい加減おかしいと思いバス停の時刻表を確認すると、そこには「8:35」の表示が。今年7月31日にダイヤ改正してたんですと。しかも、宮古駅までの所要時間が10分から30分に延びている?何だそりゃ。HP更新しといてくれや。

( ´-д-)・・・貴重な時間を無駄にした。


 もう待っていられないと、フェリーターミナルを後にして街へ向かって歩き始める。

 敷地を出ると、道路を挟んで向かいに巨大コンクリート壁。よく作ったもんだねぇ。

 ところどころに覗き窓が。こんなもの作って、強度は津波に耐えられるのか?

 数百m毎に設けられた扉の上にはそれぞれパラボラアンテナが。どうやら、津波警報が発令されちゃったりなんかしたら、自動で閉まるようですよ。

 ・・・扉が閉まる間際に駆け込んだら、エレベーターみたいに異物を検知して扉が開いたり、電車みたいにちょっと痛い思いをしたり・・・なんてものじゃ済まないだろうなぁ。プチッ♪と逝っちゃうのかな。ガクガク((((((;゚Д゚))))))ブルブル

 かといって、閉め出されてただ津波に呑まれるのを待つというのもゾッとするな。

 

 歩き始めて数分たったところで、何やら声が聞こえる。天の声?そんなばかな。車道を見ると、車を停め窓を開けてこちらに声を掛けるオッサンが。

<ヽ`д´>「どこまで行くのよ」

( ´・д・)「宮古駅までですけど」

<ヽ`д´>「乗ってけ!連れてっちゃる」

 ご厚意に甘えて乗せてもらって話をしてみると、どうやら度々同様の旅行者を乗せているよう。バスがダイヤ改正で不便になったせいで、歩いて街まで行こうという人が多いみたいだな。やっぱり。


 宮古駅前で降ろしてもらい、時刻を確認するとほぼ当初スケジュール通り。なので、当初スケジュール通りに腹ごしらえに出掛けることにする。

 ちょろっと歩いて着いたのは「宮古市魚菜市場」。ここなら早い時間から飯にありつけるようで。

 中に入ると、いきなり畳の上でくつろぐ大量のジジババ共。・・・もとい、生産者が野菜やら何やらを持ち込んで直接売っているようですよ。値段は見なかったけど、生産者が本気で売ったら、まともに出店している他の店は商売にならないんじゃないだろうか。ちゃんと成り立ってるのかな。


 ここで、海鮮丼を提供している丼物の店・・・に入ろうかなと計画段階では思っていたんだけれども、前日のカレーラーメンが重すぎたのか、いまだに食欲が湧かず。普段から朝飯食ってないものな。高い海鮮丼なんて食っても美味しくいただけないだろうと判断、隣で安い定食をいただくことにする。断じて金が惜しくなったわけではない・・・はず。

 「朝の刺身定食」(600円)。何だかショボいような気もするけど、まあいいや。ソフトドリンク飲み放題だというので、3杯ほどお代わりして飲んできましたよ。


 市場の中には、買ってきた肉や魚介類なんかを焼いていただけるバーベキューコーナーなんてのもありましたよ。金を取られるけど。・・・当然か。


 腹ごしらえを済ませて外に出る。マンホールにもシャケの画。ここはシャケの街なのかねぇ。



 戻って来ました宮古の駅。駅裏とを結ぶ自由通路を挟んで右手に三陸鉄道の建物。三陸鉄道の駅は元々こっちにあったけど、今年3月23日の山田線宮古~釜石間の経営移管に伴ってか、今は左手の駅舎にJRと三陸鉄道が同居しているようで。狭くないのかね。

 駅舎から外へはみ出すほどの行列。

( ゜д゜)こんな田舎の駅で、何故だ?


~ 続く ~




TOTAL: 5157

番号 タイトル ライター 参照 推薦
5157
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