韓国人「世界最古の文明が古代韓国文明」「漢字はもちろん東夷族(古代韓国人)が発明した」「五帝のほとんどが古代韓国人」「儒教、仏教、キリスト教、シュメール文化に影響を与えたのが古代韓国文明」
東学農民運動が古代韓国の理想主義に影響を受けた韓国史上最大の理想主義的蜂起だったことを明らかにし、東北アジアでほぼ同時期に起きた理想主義的運動である中国の太平天国運動と比較した。また、古代韓国の理想主義が東学を経て、甑山教や統一教などの現代宗教にどのように受け入れられ、変化していったのか、その類似点と相違点も提示している。 (中略)
本の内容の中で特に目を引くのは古代史の部分だ。 古代韓国文明は世界4大文明以前に存在し、儒教、仏教、道教、シュメール文明、キリスト教、太平天国、東学運動に影響を与えた世界初の理想主義理念だと主張する。それだけでなく、中国の太昊伏羲、炎帝神農、黄帝軒轅など、三皇五帝のうち、身元が不明な顓頊高陽を除いた四帝(少昊金天、帝嚳高辛、帝堯陶唐、帝舜有虞など)がすべて韓国人(東夷族)だったと主張している。当時、中国人たちは一文字の姓を使っていたが、これら3皇4制は当時の韓国人と同じように二文字の姓を使ったことを根拠に挙げている。
古代韓国の領土に対する言及もある。 古代韓国が中国を建国し、ほとんどの中国領土を統治し、日本に入って日本の皇室を含む日本の支配階層を形成したということだ。 中国の漢字も古朝鮮の韓国人が発明したと主張する。 そして、「中華事大主義と日帝植民主義の歴史観によって歪曲され、捏造された我が民族の歴史を正さなければならない」と力説する。
民族史観に浸っている在野史学者の主張程度とみなすこともできるが、著者の経歴を見れば、そう簡単ではない。
(引用ここまで・太字引用者)
たまには電波浴もよくないですか?
ということで、韓国でわりとよくある「民族史観」の電波なのですが。
ここまでさくっとまとまっているのはあまりないので貴重な資料となっていそうですね。
ネタになっているのはだいぶ前に発売されたトンデモ本。
2006年に発売になったもののようです。英語版。
Kindle版もあるので買おうかなぁ……だいぶ高いけど。
この本がついに韓国で翻訳されて発売になった、との記事。
内容を軽くまとめてみましょうか。
・古代韓国文明は四大文明よりも早くに成立した。
・儒教、仏教、キリスト教、シュメール文化に影響を与えたのが古代韓国文明。
・もちろん、漢字は古代韓国文明である東夷族が発明した。
・古代中国の五帝のうち、少昊、嚳、堯、舜は韓国人。
・古代韓国は中国にあった。日本に向かった一族によって皇室が形成された。
ふむ。
これ、韓国のトンデモ古代史でよく語られている内容ですね。というか、ここが発祥なのかなぁ。
三皇五帝韓国人説はあまり流布されているものではないですが、「韓国民族派学者」には脈々と受け継がれている説です。
漢字東夷族発祥説(兼、東夷族韓国人説)はけっこう有名。
イ・ホンボムからソウル大学名誉教授であるシン・ヨンハに受け継がれているって感じですね(大半の人に分からない話で申し訳ない)。
このあたり、水野俊平教授にお話を伺いたい部分だわ。
なんも世界の歴史に爪痕を残せていないので、自尊心が損なわれているが故の反動なんでしょうね。
一応、まともな歴史学者からはこうした「在野史学者」は批判されています。
でも、そうすると在野史学者の先生方は「日帝史観の持ち主め!」とか言い出すのでキリがないんですよね。
韓国人「世界最古の文明が古代韓国文明」「漢字はもちろん東夷族(古代韓国人)が発明した」「五帝のほとんどが古代韓国人」「儒教、仏教、キリスト教、シュメール文化に影響を与えたのが古代韓国文明」
東学農民運動が古代韓国の理想主義に影響を受けた韓国史上最大の理想主義的蜂起だったことを明らかにし、東北アジアでほぼ同時期に起きた理想主義的運動である中国の太平天国運動と比較した。また、古代韓国の理想主義が東学を経て、甑山教や統一教などの現代宗教にどのように受け入れられ、変化していったのか、その類似点と相違点も提示している。 (中略)
本の内容の中で特に目を引くのは古代史の部分だ。 古代韓国文明は世界4大文明以前に存在し、儒教、仏教、道教、シュメール文明、キリスト教、太平天国、東学運動に影響を与えた世界初の理想主義理念だと主張する。それだけでなく、中国の太昊伏羲、炎帝神農、黄帝軒轅など、三皇五帝のうち、身元が不明な顓頊高陽を除いた四帝(少昊金天、帝嚳高辛、帝堯陶唐、帝舜有虞など)がすべて韓国人(東夷族)だったと主張している。当時、中国人たちは一文字の姓を使っていたが、これら3皇4制は当時の韓国人と同じように二文字の姓を使ったことを根拠に挙げている。
古代韓国の領土に対する言及もある。 古代韓国が中国を建国し、ほとんどの中国領土を統治し、日本に入って日本の皇室を含む日本の支配階層を形成したということだ。 中国の漢字も古朝鮮の韓国人が発明したと主張する。 そして、「中華事大主義と日帝植民主義の歴史観によって歪曲され、捏造された我が民族の歴史を正さなければならない」と力説する。
民族史観に浸っている在野史学者の主張程度とみなすこともできるが、著者の経歴を見れば、そう簡単ではない。
(引用ここまで・太字引用者)
たまには電波浴もよくないですか?
ということで、韓国でわりとよくある「民族史観」の電波なのですが。
ここまでさくっとまとまっているのはあまりないので貴重な資料となっていそうですね。
ネタになっているのはだいぶ前に発売されたトンデモ本。
2006年に発売になったもののようです。英語版。
Kindle版もあるので買おうかなぁ……だいぶ高いけど。
この本がついに韓国で翻訳されて発売になった、との記事。
内容を軽くまとめてみましょうか。
・古代韓国文明は四大文明よりも早くに成立した。
・儒教、仏教、キリスト教、シュメール文化に影響を与えたのが古代韓国文明。
・もちろん、漢字は古代韓国文明である東夷族が発明した。
・古代中国の五帝のうち、少昊、嚳、堯、舜は韓国人。
・古代韓国は中国にあった。日本に向かった一族によって皇室が形成された。
ふむ。
これ、韓国のトンデモ古代史でよく語られている内容ですね。というか、ここが発祥なのかなぁ。
三皇五帝韓国人説はあまり流布されているものではないですが、「韓国民族派学者」には脈々と受け継がれている説です。
漢字東夷族発祥説(兼、東夷族韓国人説)はけっこう有名。
イ・ホンボムからソウル大学名誉教授であるシン・ヨンハに受け継がれているって感じですね(大半の人に分からない話で申し訳ない)。
このあたり、水野俊平教授にお話を伺いたい部分だわ。
なんも世界の歴史に爪痕を残せていないので、自尊心が損なわれているが故の反動なんでしょうね。
一応、まともな歴史学者からはこうした「在野史学者」は批判されています。
でも、そうすると在野史学者の先生方は「日帝史観の持ち主め!」とか言い出すのでキリがないんですよね。