共に民主党のイ·ジェミョン大統領選候補の公職選挙法違反疑惑事件に関する大法院判断が2日後に出てくる。

大法院は来月1日午後3時、大法廷で李候補の公職選挙法違反容疑上告審判決を宣告すると29日明らかにした。

大法院は先月28日に事件を受け付けた後、全員合議体に回付し22日と24日に2回審理した。 全員合議体回付はチョ·ヒデ最高裁長官が直接決めた。

イ候補は2021年、大統領選候補の身分で放送に出演し、故キム·ムンギ前城南都市開発公社開発1処長を知らないと発言し、国政監査に出てきて城南市柏峴洞の韓国食品研究院敷地用途変更過程に国土交通部の脅迫があったと話し虚偽事実を公表した疑惑を受けている。 （中略）

大法院はこのように1·2審判断が克明に交錯した部分をどのように評価するか、各発言を選挙法上虚偽事実公表で処罰できるのか結論を下す予定だ。
（引用ここまで）

　イ・ジェミョンの公職選挙法違反について、大法院（最高裁に相当）は5月1日に判決を言い渡すことを決定して公示しました。
　……え、5月1日？
　他のメディアを見ても5月1日になっているなぁ。

　大統領選挙前に大法院としての態度を決めておいて、選挙戦への影響を最低限にしようとしているのか。
　もしくは影響が大きな判決だからできるだけ早くに宣告すべきだと考えたのか。
　なんとでも解釈できますね。



　本来ならば公職選挙法違反については地裁では6ヶ月、高裁・大法院ではそれぞれ3ヶ月で審理を終えて判決を言い渡すべし、とされています。
　審理を伸ばせば有罪であった場合の当選取消が遅くなるわけですから。
　罪状は異なりますが、元正義連理事長のユン・ミヒャンに対しては延々と審理を繰り延べして、議員失職させないまま退任後に判決が出るなんて体たらくでした。

　そうした状況を避ける、かつ裁判所への信頼回復を図るためにも迅速に判決を出すことを決めたってところかな。
　なにしろこの裁判、地裁では判決まで2年2ヶ月もかかってますからね。
　さらに高裁では「無理筋が過ぎるだろ！」って酷評された無罪判決。
　かつ、イ・ジェミョン本人も控訴状を居留守で受け取らないとか散々やってきたわけです。

　司法の独立性すら問われているわけですよ。
　そんな中での素早い判決期日のアナウンス。
　高裁への差し戻しか、それとも無罪、有罪の判断を大法院がするのか（日本では最高裁はほとんど判断をしませんが、韓国の大法院は判決を出すこともあり）。

　とりあえず速報予定です。