韓国大統領選挙は7人の争い…候補差し替え撤回の「国民の力」、一枚岩になれるか不透明な情勢
選挙戦は左派系最大野党「共に民主党」の李在明(イジェミョン)前代表(60)と、保守系与党「国民の力」の金文洙(キムムンス)前雇用労働相(73)の2人が軸となる見込み。保守系野党「改革新党」の李俊錫(イジュンソク)議員(40)も立候補を届け出た。
共に民主党の李氏は各種世論調査の支持率で独走しており、党内基盤も盤石。複数の刑事裁判を抱えるものの、大法院(最高裁)が有罪の多数意見で審理を差し戻した公職選挙法違反事件も含め、大統領選前に刑が確定する裁判はない見込みで、有利な状況のまま選挙戦を進めていく見込みだ。
一方、国民の力は3日の党大会で金氏を公認候補に選んだものの、党執行部は中道層からの支持が見込める韓悳洙(ハンドクス)前首相(75)に候補を差し替える手続きを進めた。ただ、この方針に党員の支持が集まらずに撤回。結局、金氏が立候補を届け出た。党内はこの過程で大きく混乱しており、一枚岩になれるか不透明な情勢だ。
韓国大統領選挙は7人の争い…候補差し替え撤回の「国民の力」、一枚岩になれるか不透明な情勢
選挙戦は左派系最大野党「共に民主党」の李在明(イジェミョン)前代表(60)と、保守系与党「国民の力」の金文洙(キムムンス)前雇用労働相(73)の2人が軸となる見込み。保守系野党「改革新党」の李俊錫(イジュンソク)議員(40)も立候補を届け出た。
共に民主党の李氏は各種世論調査の支持率で独走しており、党内基盤も盤石。複数の刑事裁判を抱えるものの、大法院(最高裁)が有罪の多数意見で審理を差し戻した公職選挙法違反事件も含め、大統領選前に刑が確定する裁判はない見込みで、有利な状況のまま選挙戦を進めていく見込みだ。
一方、国民の力は3日の党大会で金氏を公認候補に選んだものの、党執行部は中道層からの支持が見込める韓悳洙(ハンドクス)前首相(75)に候補を差し替える手続きを進めた。ただ、この方針に党員の支持が集まらずに撤回。結局、金氏が立候補を届け出た。党内はこの過程で大きく混乱しており、一枚岩になれるか不透明な情勢だ。