<韓国大統領選TV討論会>李在明候補「内乱を審判」vs金文洙候補「偽を退治」
![中央選挙管理委員会主管の大統領選候補第2回討論会が「社会の葛藤克服と統合案」をテーマに23日晩、ソウル汝矣島(ヨイド)KBS(韓国放送公社)スタジオで開かれた。この日、共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)候補(左から)・国民の力の金文洙(キム・ムンス)候補、民主労働党の権英国(クォン・ヨングク)候補、改革新党の李俊錫(イ・ジュンソク)候補が討論会の前に写真撮影をしている。最後のテレビ討論会は政治分野をテーマに27日(火)に行われる予定。 [写真 国会写真記者団]](https://japanese.joins.com/upload/images/2025/05/20250524090258-1.jpg)
乱打戦だったが「一発」はなかった。
6・3大統領選挙まで残り11日となった23日、大統領選候補らは社会分野をテーマに第2回テレビ討論会を行った。この日午後8時、ソウル汝矣島(ヨイド)KBS(韓国放送公社)社屋で行われたテレビ討論会は18日の第1回討論会にと比べて序盤から猛攻が目立ち、公約や政策よりもすでに知られている相手の「弱点」を突く発言が多かった。
李在明(イ・ジェミョン)共に民主党候補は冒頭発言で「憲政秩序を回復するのが何よりも重要だ」とし「内乱事態を克服すること、厳格に審判することが必要だ」と主張した。これに対し金文洙(キム・ムンス)国民の力候補は「これからが本当に大韓民国」という李在明候補のスローガンを取り上げながら「このように言った方は本当に未婚の男性か、偽の未婚男性か。本当に検事なのか、それとも検事詐称か」と攻撃した。李俊錫(イ・ジュンソク)改革新党候補も李在明候補に対し「今日は盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領逝去16周忌」とし「自身の似非ホテル経済学に疑問を提起する国民をバカだという候補があえて盧武鉉を口にする世の中で盧武鉉精神がどこにあるかと考えてしまう」と話した。
金文洙候補は李在明候補に「国民統合をするには家庭から統合されるべき」とし「お兄さんを精神科病院に強制入院させようとして兄嫁と言い争いになり、暴言を吐いたのではないのか」と尋ねたりもした。李在明候補は「その点は私の素養の不足、修養の不足で改めて謝罪する」と答えた。そして「金候補は消防署員に電話をして『私は金文洙だが』と言ってパワハラをしたのではないのか。そのように権力を乱用してはいけない」と対抗した。
李俊錫候補は李在明候補とサンバンウルグループ持ち株会社の新たな癒着疑惑を提起した。李俊錫候補は李在明候補に「李候補が大統領選挙出馬宣言をした後、サンバンウルの持ち株会社だった『クァンリム』が臨時株主総会を開いて風力・太陽光発電事業を追加した」とし「クァンリムの透明経営を担当するファン氏という鑑定評価士は、李在明候補の城南(ソンナム)市長時代に城南で不動産業務をした方」と主張した。これに対し李在明候補は「ファン氏なのかは私は知らない」と答えた。サンバンウルは李候補の北朝鮮送金を代納した容疑で以前の経営陣が裁判を受けている。
一方、韓国ギャラップが23日に発表した大統領選候補支持率調査(5月20-22日、全国成人1002人対象)で李在明候補(45%)と金候補(36%)の差が1けたに狭まった(9ポイント)。前週(5月第3週、13ポイント差)に比べ4ポイント縮まった数値だ。特に金候補(36%)と李俊錫候補(10%)の支持率合計(46%)が誤差範囲内とはいえ初めて李在明候補(45%)を上回り、両候補の一本化圧力も強まる見込みだ。
李在明候補は先頭を維持したが、勢いは弱まった。5月第3週の調査で過去最高の51%を記録した李在明候補は今回の調査で6ポイント下落した。特に職業別には自営業層で58%から47%へと11ポイント下落した。半面、金文洙候補は7ポイント(29%→36%)、李俊錫候補は2ポイント(8%→10%)上昇した。
6・3大統領選挙まで残り11日となった23日、大統領選候補らは社会分野をテーマに第2回テレビ討論会を行った。この日午後8時、ソウル汝矣島(ヨイド)KBS(韓国放送公社)社屋で行われたテレビ討論会は18日の第1回討論会にと比べて序盤から猛攻が目立ち、公約や政策よりもすでに知られている相手の「弱点」を突く発言が多かった。
李在明(イ・ジェミョン)共に民主党候補は冒頭発言で「憲政秩序を回復するのが何よりも重要だ」とし「内乱事態を克服すること、厳格に審判することが必要だ」と主張した。これに対し金文洙(キム・ムンス)国民の力候補は「これからが本当に大韓民国」という李在明候補のスローガンを取り上げながら「このように言った方は本当に未婚の男性か、偽の未婚男性か。本当に検事なのか、それとも検事詐称か」と攻撃した。李俊錫(イ・ジュンソク)改革新党候補も李在明候補に対し「今日は盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領逝去16周忌」とし「自身の似非ホテル経済学に疑問を提起する国民をバカだという候補があえて盧武鉉を口にする世の中で盧武鉉精神がどこにあるかと考えてしまう」と話した。
金文洙候補は李在明候補に「国民統合をするには家庭から統合されるべき」とし「お兄さんを精神科病院に強制入院させようとして兄嫁と言い争いになり、暴言を吐いたのではないのか」と尋ねたりもした。李在明候補は「その点は私の素養の不足、修養の不足で改めて謝罪する」と答えた。そして「金候補は消防署員に電話をして『私は金文洙だが』と言ってパワハラをしたのではないのか。そのように権力を乱用してはいけない」と対抗した。
李俊錫候補は李在明候補とサンバンウルグループ持ち株会社の新たな癒着疑惑を提起した。李俊錫候補は李在明候補に「李候補が大統領選挙出馬宣言をした後、サンバンウルの持ち株会社だった『クァンリム』が臨時株主総会を開いて風力・太陽光発電事業を追加した」とし「クァンリムの透明経営を担当するファン氏という鑑定評価士は、李在明候補の城南(ソンナム)市長時代に城南で不動産業務をした方」と主張した。これに対し李在明候補は「ファン氏なのかは私は知らない」と答えた。サンバンウルは李候補の北朝鮮送金を代納した容疑で以前の経営陣が裁判を受けている。
一方、韓国ギャラップが23日に発表した大統領選候補支持率調査(5月20-22日、全国成人1002人対象)で李在明候補(45%)と金候補(36%)の差が1けたに狭まった(9ポイント)。前週(5月第3週、13ポイント差)に比べ4ポイント縮まった数値だ。特に金候補(36%)と李俊錫候補(10%)の支持率合計(46%)が誤差範囲内とはいえ初めて李在明候補(45%)を上回り、両候補の一本化圧力も強まる見込みだ。
李在明候補は先頭を維持したが、勢いは弱まった。5月第3週の調査で過去最高の51%を記録した李在明候補は今回の調査で6ポイント下落した。特に職業別には自営業層で58%から47%へと11ポイント下落した。半面、金文洙候補は7ポイント(29%→36%)、李俊錫候補は2ポイント(8%→10%)上昇した。
一発を決められなかった国民の力、追い詰められるw![中央選挙管理委員会主管の大統領選候補第2回討論会が「社会の葛藤克服と統合案」をテーマに23日晩、ソウル汝矣島(ヨイド)KBS(韓国放送公社)スタジオで開かれた。この日、共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)候補(左から)・国民の力の金文洙(キム・ムンス)候補、民主労働党の権英国(クォン・ヨングク)候補、改革新党の李俊錫(イ・ジュンソク)候補が討論会の前に写真撮影をしている。最後のテレビ討論会は政治分野をテーマに27日(火)に行われる予定。 [写真 国会写真記者団]](https://japanese.joins.com/upload/images/2025/05/20250524090258-1.jpg)
<韓国大統領選TV討論会>李在明候補「内乱を審判」vs金文洙候補「偽を退治」
![中央選挙管理委員会主管の大統領選候補第2回討論会が「社会の葛藤克服と統合案」をテーマに23日晩、ソウル汝矣島(ヨイド)KBS(韓国放送公社)スタジオで開かれた。この日、共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)候補(左から)・国民の力の金文洙(キム・ムンス)候補、民主労働党の権英国(クォン・ヨングク)候補、改革新党の李俊錫(イ・ジュンソク)候補が討論会の前に写真撮影をしている。最後のテレビ討論会は政治分野をテーマに27日(火)に行われる予定。 [写真 国会写真記者団]](https://japanese.joins.com/upload/images/2025/05/20250524090258-1.jpg)
乱打戦だったが「一発」はなかった。
6・3大統領選挙まで残り11日となった23日、大統領選候補らは社会分野をテーマに第2回テレビ討論会を行った。この日午後8時、ソウル汝矣島(ヨイド)KBS(韓国放送公社)社屋で行われたテレビ討論会は18日の第1回討論会にと比べて序盤から猛攻が目立ち、公約や政策よりもすでに知られている相手の「弱点」を突く発言が多かった。
李在明(イ・ジェミョン)共に民主党候補は冒頭発言で「憲政秩序を回復するのが何よりも重要だ」とし「内乱事態を克服すること、厳格に審判することが必要だ」と主張した。これに対し金文洙(キム・ムンス)国民の力候補は「これからが本当に大韓民国」という李在明候補のスローガンを取り上げながら「このように言った方は本当に未婚の男性か、偽の未婚男性か。本当に検事なのか、それとも検事詐称か」と攻撃した。李俊錫(イ・ジュンソク)改革新党候補も李在明候補に対し「今日は盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領逝去16周忌」とし「自身の似非ホテル経済学に疑問を提起する国民をバカだという候補があえて盧武鉉を口にする世の中で盧武鉉精神がどこにあるかと考えてしまう」と話した。
金文洙候補は李在明候補に「国民統合をするには家庭から統合されるべき」とし「お兄さんを精神科病院に強制入院させようとして兄嫁と言い争いになり、暴言を吐いたのではないのか」と尋ねたりもした。李在明候補は「その点は私の素養の不足、修養の不足で改めて謝罪する」と答えた。そして「金候補は消防署員に電話をして『私は金文洙だが』と言ってパワハラをしたのではないのか。そのように権力を乱用してはいけない」と対抗した。
李俊錫候補は李在明候補とサンバンウルグループ持ち株会社の新たな癒着疑惑を提起した。李俊錫候補は李在明候補に「李候補が大統領選挙出馬宣言をした後、サンバンウルの持ち株会社だった『クァンリム』が臨時株主総会を開いて風力・太陽光発電事業を追加した」とし「クァンリムの透明経営を担当するファン氏という鑑定評価士は、李在明候補の城南(ソンナム)市長時代に城南で不動産業務をした方」と主張した。これに対し李在明候補は「ファン氏なのかは私は知らない」と答えた。サンバンウルは李候補の北朝鮮送金を代納した容疑で以前の経営陣が裁判を受けている。
一方、韓国ギャラップが23日に発表した大統領選候補支持率調査(5月20-22日、全国成人1002人対象)で李在明候補(45%)と金候補(36%)の差が1けたに狭まった(9ポイント)。前週(5月第3週、13ポイント差)に比べ4ポイント縮まった数値だ。特に金候補(36%)と李俊錫候補(10%)の支持率合計(46%)が誤差範囲内とはいえ初めて李在明候補(45%)を上回り、両候補の一本化圧力も強まる見込みだ。
李在明候補は先頭を維持したが、勢いは弱まった。5月第3週の調査で過去最高の51%を記録した李在明候補は今回の調査で6ポイント下落した。特に職業別には自営業層で58%から47%へと11ポイント下落した。半面、金文洙候補は7ポイント(29%→36%)、李俊錫候補は2ポイント(8%→10%)上昇した。
6・3大統領選挙まで残り11日となった23日、大統領選候補らは社会分野をテーマに第2回テレビ討論会を行った。この日午後8時、ソウル汝矣島(ヨイド)KBS(韓国放送公社)社屋で行われたテレビ討論会は18日の第1回討論会にと比べて序盤から猛攻が目立ち、公約や政策よりもすでに知られている相手の「弱点」を突く発言が多かった。
李在明(イ・ジェミョン)共に民主党候補は冒頭発言で「憲政秩序を回復するのが何よりも重要だ」とし「内乱事態を克服すること、厳格に審判することが必要だ」と主張した。これに対し金文洙(キム・ムンス)国民の力候補は「これからが本当に大韓民国」という李在明候補のスローガンを取り上げながら「このように言った方は本当に未婚の男性か、偽の未婚男性か。本当に検事なのか、それとも検事詐称か」と攻撃した。李俊錫(イ・ジュンソク)改革新党候補も李在明候補に対し「今日は盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領逝去16周忌」とし「自身の似非ホテル経済学に疑問を提起する国民をバカだという候補があえて盧武鉉を口にする世の中で盧武鉉精神がどこにあるかと考えてしまう」と話した。
金文洙候補は李在明候補に「国民統合をするには家庭から統合されるべき」とし「お兄さんを精神科病院に強制入院させようとして兄嫁と言い争いになり、暴言を吐いたのではないのか」と尋ねたりもした。李在明候補は「その点は私の素養の不足、修養の不足で改めて謝罪する」と答えた。そして「金候補は消防署員に電話をして『私は金文洙だが』と言ってパワハラをしたのではないのか。そのように権力を乱用してはいけない」と対抗した。
李俊錫候補は李在明候補とサンバンウルグループ持ち株会社の新たな癒着疑惑を提起した。李俊錫候補は李在明候補に「李候補が大統領選挙出馬宣言をした後、サンバンウルの持ち株会社だった『クァンリム』が臨時株主総会を開いて風力・太陽光発電事業を追加した」とし「クァンリムの透明経営を担当するファン氏という鑑定評価士は、李在明候補の城南(ソンナム)市長時代に城南で不動産業務をした方」と主張した。これに対し李在明候補は「ファン氏なのかは私は知らない」と答えた。サンバンウルは李候補の北朝鮮送金を代納した容疑で以前の経営陣が裁判を受けている。
一方、韓国ギャラップが23日に発表した大統領選候補支持率調査(5月20-22日、全国成人1002人対象)で李在明候補(45%)と金候補(36%)の差が1けたに狭まった(9ポイント)。前週(5月第3週、13ポイント差)に比べ4ポイント縮まった数値だ。特に金候補(36%)と李俊錫候補(10%)の支持率合計(46%)が誤差範囲内とはいえ初めて李在明候補(45%)を上回り、両候補の一本化圧力も強まる見込みだ。
李在明候補は先頭を維持したが、勢いは弱まった。5月第3週の調査で過去最高の51%を記録した李在明候補は今回の調査で6ポイント下落した。特に職業別には自営業層で58%から47%へと11ポイント下落した。半面、金文洙候補は7ポイント(29%→36%)、李俊錫候補は2ポイント(8%→10%)上昇した。