李在明氏のリード変わらず選挙戦終盤に突入、中道保守候補は一本化拒否 韓国大統領選2025
5/26(月) 20:39配信 産経新聞
【ソウル=桜井紀雄】韓国大統領選は27日で6月3日の投開票まで残り1週間となる。革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補が中道層や一部保守層も取り込み、終盤戦も優位に進めている。保守系与党「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)候補は、中道保守野党「改革新党」の李俊錫(イ・ジュンソク)候補との候補一本化に望みを託すが、李俊錫氏は拒否する姿勢を鮮明にしている。
李在明氏は26日、外交・安全保障分野の公約を発表した。対日政策については「韓米日の協力を強固にする。日本は重要な協力パートナー」だと強調。歴史や領土問題は原則論で対応する一方、社会・文化・経済分野での交流や協力を深め、「堅固な韓日関係の土台を固める」とした。
日米韓協力を重視する外交は本来、保守政権が取ってきた路線だ。李在明氏は経済成長優先を掲げるなど保守・中道層受けする政策を次々打ち出し、保守の地盤とされる南東部の慶尚道(キョンサンド)地域でも支持を拡大させてきた。
李在明氏が「結局一本化するとみて、当然備えている」と語るなど、革新陣営が警戒しているのが、金氏と李俊錫氏の土壇場での候補一本化だ。李在明氏は前回大統領選で中道系候補と最終盤で一本化した尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に敗れた経験がある。
金氏は李俊錫氏に首相ポストを用意する意向を示唆するなど、秋波を送ってきた。李俊錫氏は「非常戒厳」を宣布した尹氏の弾劾に反対した金氏への拒否感が強く、選挙を最後まで闘い抜く考えを強調してきた。26日の討論会でも一本化について、金氏が辞退し、自身と「李在明氏の対決に簡素化させるのが唯一の方法だ」と指摘した。
李在明氏のリード変わらず選挙戦終盤に突入、中道保守候補は一本化拒否 韓国大統領選2025
5/26(月) 20:39配信 産経新聞
【ソウル=桜井紀雄】韓国大統領選は27日で6月3日の投開票まで残り1週間となる。革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補が中道層や一部保守層も取り込み、終盤戦も優位に進めている。保守系与党「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)候補は、中道保守野党「改革新党」の李俊錫(イ・ジュンソク)候補との候補一本化に望みを託すが、李俊錫氏は拒否する姿勢を鮮明にしている。
李在明氏は26日、外交・安全保障分野の公約を発表した。対日政策については「韓米日の協力を強固にする。日本は重要な協力パートナー」だと強調。歴史や領土問題は原則論で対応する一方、社会・文化・経済分野での交流や協力を深め、「堅固な韓日関係の土台を固める」とした。
日米韓協力を重視する外交は本来、保守政権が取ってきた路線だ。李在明氏は経済成長優先を掲げるなど保守・中道層受けする政策を次々打ち出し、保守の地盤とされる南東部の慶尚道(キョンサンド)地域でも支持を拡大させてきた。
李在明氏が「結局一本化するとみて、当然備えている」と語るなど、革新陣営が警戒しているのが、金氏と李俊錫氏の土壇場での候補一本化だ。李在明氏は前回大統領選で中道系候補と最終盤で一本化した尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に敗れた経験がある。
金氏は李俊錫氏に首相ポストを用意する意向を示唆するなど、秋波を送ってきた。李俊錫氏は「非常戒厳」を宣布した尹氏の弾劾に反対した金氏への拒否感が強く、選挙を最後まで闘い抜く考えを強調してきた。26日の討論会でも一本化について、金氏が辞退し、自身と「李在明氏の対決に簡素化させるのが唯一の方法だ」と指摘した。