韓国大統領選挙:投票日前、最後の世論調査でもイ・ジェミョンが多者を圧倒……韓国国民は「政権交代」を選択した
6月3日に行われる韓国大統領選挙では、世論調査公表禁止(大統領選挙6日前、5月28日から)を控えて実施された世論調査で、最大野党「共に民主党」から出馬した李在明(イ・ジェミョン)候補が多者・2者対決ですべて独走することが明らかになった。 (中略)
李在明候補は多者対決で49%を獲得した。続いて金文洙(キム・ムンス)国民の力候補35%、李俊錫(イ・ジュンソク)改革新党候補11%、権英国(クォン・ヨングク)民主労働党候補1%だった。 (中略)
大統領選挙終盤の最大変数に挙げられる保守陣営候補の単一化が実現することを前提に仮想2者対決をする場合、李在明候補(52%)と金文洙候補(42%)は10%ポイント差、李在明候補(51%)と李俊錫候補(40%)は11%ポイント差だった。保守候補から誰が出ても李在明候補が過半を得ると同時に格差が2桁に広がるという結果が出たのだ。 (中略)
李在明候補の支持勢力が堅固なのは、核心勝負所で相変わらず優位を占めているからだ。中道層支持率で李在明候補は多者対決で57%を記録したのに比べて金文洙候補26%、李俊錫候補12%だった。2者対決でも李在明候補は金文洙候補(34%)と正面対決した場合は61%、李俊錫候補(35%)との場合は58%をそれぞれ記録した。
(引用ここまで)
明日からは世論調査の結果は公表禁止となります。
投票日を含めて1週間前から公表禁止になるんだったかな。
といったわけで今日発表になるものが選挙前最後の世論調査。
その中で多数候補同士の対決でも、一本化された前提での対決でもイ・ジェミョンが勝利するとの結果が出ました。
記事にもありますが、数字を抜き出すと──
●多者対決
イ・ジェミョン 49%
キム・ムンス 35%
イ・ジュンソク 11%
●1対1対決
イ・ジェミョン 52% 対 キム・ムンス 42%
イ・ジェミョン 51% 対 イ・ジュンソク 40%
どのような状況下でもイ・ジェミョンの勝利。
まだ1週間あるのでなんともいえない部分はあります。投票日前日にだってなにかが起これば大きく情勢は変化しますからね。
ただまあ……終戦かなぁ。
こうした情勢になった理由はふたつ。
まず、国民の力側のスタートの遅さ、逆説的にはイ・ジェミョン側のスタートの速さがありましたね。
与党であった国民の力側は「大統領弾劾が決まるまでは大統領選挙はあり得ない」って立場で、誰も候補として動こうとしなかった。実質、2ヶ月の選挙期間しかなかったわけです。
一本化でぐだぐだしていたのもそのあたりが大きく作用しています。
その一方でイ・ジェミョンは戒厳令発令のあった去年の年末から完全に「次期大統領候補」として活動してきました。
2ヶ月対半年、その差が大きく出ています。
もうひとつはけっきょくのところ「韓国国民が政権交代を望んだ」からでしょうね。
その原因には戒厳令発令もありますし、不況もあります。不況が大きいかな……。
「どうせ選挙やるなら変えちゃおう」って考えですね。
こうして落ち着いて俯瞰すると、公職選挙法違反で大法院が有罪前提の高裁差し戻し判決を出したことを見ても、ユン・ソンニョルはあと1年待ってれば大きく情勢が変わったのにね。
まあ、どっちにしても国会の解散がない以上はレイムダックとして動くしかなかったのですが、「ややマシなレイムダック」くらいにはなれていたんだよなぁ。
韓国大統領選挙:投票日前、最後の世論調査でもイ・ジェミョンが多者を圧倒……韓国国民は「政権交代」を選択した
6月3日に行われる韓国大統領選挙では、世論調査公表禁止(大統領選挙6日前、5月28日から)を控えて実施された世論調査で、最大野党「共に民主党」から出馬した李在明(イ・ジェミョン)候補が多者・2者対決ですべて独走することが明らかになった。 (中略)
李在明候補は多者対決で49%を獲得した。続いて金文洙(キム・ムンス)国民の力候補35%、李俊錫(イ・ジュンソク)改革新党候補11%、権英国(クォン・ヨングク)民主労働党候補1%だった。 (中略)
大統領選挙終盤の最大変数に挙げられる保守陣営候補の単一化が実現することを前提に仮想2者対決をする場合、李在明候補(52%)と金文洙候補(42%)は10%ポイント差、李在明候補(51%)と李俊錫候補(40%)は11%ポイント差だった。保守候補から誰が出ても李在明候補が過半を得ると同時に格差が2桁に広がるという結果が出たのだ。 (中略)
李在明候補の支持勢力が堅固なのは、核心勝負所で相変わらず優位を占めているからだ。中道層支持率で李在明候補は多者対決で57%を記録したのに比べて金文洙候補26%、李俊錫候補12%だった。2者対決でも李在明候補は金文洙候補(34%)と正面対決した場合は61%、李俊錫候補(35%)との場合は58%をそれぞれ記録した。
(引用ここまで)
明日からは世論調査の結果は公表禁止となります。
投票日を含めて1週間前から公表禁止になるんだったかな。
といったわけで今日発表になるものが選挙前最後の世論調査。
その中で多数候補同士の対決でも、一本化された前提での対決でもイ・ジェミョンが勝利するとの結果が出ました。
記事にもありますが、数字を抜き出すと──
●多者対決
イ・ジェミョン 49%
キム・ムンス 35%
イ・ジュンソク 11%
●1対1対決
イ・ジェミョン 52% 対 キム・ムンス 42%
イ・ジェミョン 51% 対 イ・ジュンソク 40%
どのような状況下でもイ・ジェミョンの勝利。
まだ1週間あるのでなんともいえない部分はあります。投票日前日にだってなにかが起これば大きく情勢は変化しますからね。
ただまあ……終戦かなぁ。
こうした情勢になった理由はふたつ。
まず、国民の力側のスタートの遅さ、逆説的にはイ・ジェミョン側のスタートの速さがありましたね。
与党であった国民の力側は「大統領弾劾が決まるまでは大統領選挙はあり得ない」って立場で、誰も候補として動こうとしなかった。実質、2ヶ月の選挙期間しかなかったわけです。
一本化でぐだぐだしていたのもそのあたりが大きく作用しています。
その一方でイ・ジェミョンは戒厳令発令のあった去年の年末から完全に「次期大統領候補」として活動してきました。
2ヶ月対半年、その差が大きく出ています。
もうひとつはけっきょくのところ「韓国国民が政権交代を望んだ」からでしょうね。
その原因には戒厳令発令もありますし、不況もあります。不況が大きいかな……。
「どうせ選挙やるなら変えちゃおう」って考えですね。
こうして落ち着いて俯瞰すると、公職選挙法違反で大法院が有罪前提の高裁差し戻し判決を出したことを見ても、ユン・ソンニョルはあと1年待ってれば大きく情勢が変わったのにね。
まあ、どっちにしても国会の解散がない以上はレイムダックとして動くしかなかったのですが、「ややマシなレイムダック」くらいにはなれていたんだよなぁ。