韓国大統領選挙戦終盤、革新系・李在明氏が約10ポイントリード 保守系は支持分散
[ソウル 27日 ロイター] - 6月3日に大統領選挙を控えた韓国で27日発表された世論調査では、革新系野党「共に民主党」の李在明候補が依然優勢で、保守系与党「国民の力」の金文洙候補に10ポイント以上の差をつけてリードしている。 ギャラップ韓国の調査によると、李在明氏の支持率は49%で金氏の支持率は35%。金氏は選挙戦開始時の20ポイント余りの差を縮めたものの、保守系は候補の一本化ができていない。保守系少数政党「改革新党」の李俊錫候補の支持率は11%だった。 金氏は、規制緩和や投資奨励措置、北朝鮮への厳しい対応など、財界寄りの政策を打ち出している、また李俊錫氏と連携することによって支持基盤を広げようとしているが、李氏は応じていない。 一方、独走状態にある李在明氏の革新系には足並みの乱れが見られる。共に民主党の少数派閥を率いる李洛淵元首相は27日、李氏の過半数勢力乱用の傾向に歯止めをかける必要があるとして、金氏支持を表明した。 大統領リーダーシップ研究所(本部ソウル)のチェ・ジン所長は、「李(在明)氏が致命的なミスを犯すとか、(金氏が)全国民の心を揺さぶるようなことをやってのけるということは、現時点で想定されない」として、李氏がリードを保つと予想した。 法律により、投票前の世論調査の公表は27日までで、28日から1週間のブラックアウト期間に入る。
韓国大統領選挙戦終盤、革新系・李在明氏が約10ポイントリード 保守系は支持分散
[ソウル 27日 ロイター] - 6月3日に大統領選挙を控えた韓国で27日発表された世論調査では、革新系野党「共に民主党」の李在明候補が依然優勢で、保守系与党「国民の力」の金文洙候補に10ポイント以上の差をつけてリードしている。 ギャラップ韓国の調査によると、李在明氏の支持率は49%で金氏の支持率は35%。金氏は選挙戦開始時の20ポイント余りの差を縮めたものの、保守系は候補の一本化ができていない。保守系少数政党「改革新党」の李俊錫候補の支持率は11%だった。 金氏は、規制緩和や投資奨励措置、北朝鮮への厳しい対応など、財界寄りの政策を打ち出している、また李俊錫氏と連携することによって支持基盤を広げようとしているが、李氏は応じていない。 一方、独走状態にある李在明氏の革新系には足並みの乱れが見られる。共に民主党の少数派閥を率いる李洛淵元首相は27日、李氏の過半数勢力乱用の傾向に歯止めをかける必要があるとして、金氏支持を表明した。 大統領リーダーシップ研究所(本部ソウル)のチェ・ジン所長は、「李(在明)氏が致命的なミスを犯すとか、(金氏が)全国民の心を揺さぶるようなことをやってのけるということは、現時点で想定されない」として、李氏がリードを保つと予想した。 法律により、投票前の世論調査の公表は27日までで、28日から1週間のブラックアウト期間に入る。