最高裁から無罪確定と聞いていたのに無罪破棄で当惑? 李在明候補の発言が物議 韓国大統領選
金文洙候補「最高裁に内通者がいると白状」
進歩(革新)系の「共に民主党」に所属する李在明(イ・ジェミョン)大統領選挙候補は2日、「法曹人として飯を食って数十年になり、政治もかなり長くやって、海千山千、あらゆることを経験したが、(大法院〈最高裁に相当〉が)わずか2日で(公選法違反事件裁判を)破棄差し戻しするのを見て荒唐無稽に思った」と発言した。
李候補はこの日、ユーチューブのチャンネル「金於俊(キム・オジュン)のニュース工場」の配信に出演し、自身の公選法違反事件裁判を巡って今年5月に大法院が行った破棄差し戻し判決についてこのように発言した。李候補は「一種の特ダネと言えるが、大法院側に、私に直接は来ないが、コミュニケーションが一部できてるじゃないか。人が生きてる世の中で、ないわけがない」「私が聞いたところでは『早く整理してあげよう』『早く棄却してあげよう、きれいに』そういうものだという。ところがある日、変わったという」と述べた。李候補が、大法院から、公選法違反事件は上告棄却で無罪が確定するだろうという話を伝え聞いていたのに、当の大法院の全員合議体は、自分が伝え聞いたのとは違って5月1日に李候補に有罪の趣旨で判決を言い渡したので当惑した―という意味だとみられる。
李候補はこの日、自分に対する検察の捜査に関しても「私は政権不問検察にやられた。文在寅(ムン・ジェイン)政権時代も4件起訴された。でたらめなことで起訴された」と主張した。また「李在明のそばにいて、やられた人は多い。李在明のそばにいるふりをして、やられた人もいるが、それがまさにサンバンウルだ」「関係があるふりをしていたようだ。はたいたら(北朝鮮送金などのような)妙なものが引っかかった」と語り、さらに「一部のメディアは、言論人なのかと疑いを抱くほどに特別な位置を悪用してフェイクニュースを広めたり、政治的目的を持って悪意あるフェイクニュースをつくる、実際の事例を操作・歪曲(わいきょく)するが、これに対しては保護されている分だけ特別な制裁を加えなければならない」とも発言した。
李候補の大法院破棄差し戻し審関連の発言を巡り、保守系の旧与党「国民の力」に所属する金文洙(キム・ムンス)候補は、フェイスブックに「大法院に内通者がいるという白状か」「かつての、大法院で李在明を助けてやった裁判取引疑惑、権純一(クォン・スンイル)大法官(最高裁裁判官に相当)一人では足りなかったのか」と書き込み、さらに「李候補と民主党が押し付ける大法官増員も、結局は『ケッタル(李在明候補の熱烈な支持層)大法官』『トルボ(ひげ面。金於俊がひげを生やしていることから、こう呼ばれる)大法官』をつくっておいて、思い通りに司法府をコントロールしたいということ」「このままにしておいたら、大法院も大庄洞のように李在明の設計通りに進み、大法院は李在明のアクセサリーに転落することになる」と批判した。
最高裁から無罪確定と聞いていたのに無罪破棄で当惑? 李在明候補の発言が物議 韓国大統領選
金文洙候補「最高裁に内通者がいると白状」
進歩(革新)系の「共に民主党」に所属する李在明(イ・ジェミョン)大統領選挙候補は2日、「法曹人として飯を食って数十年になり、政治もかなり長くやって、海千山千、あらゆることを経験したが、(大法院〈最高裁に相当〉が)わずか2日で(公選法違反事件裁判を)破棄差し戻しするのを見て荒唐無稽に思った」と発言した。
李候補はこの日、ユーチューブのチャンネル「金於俊(キム・オジュン)のニュース工場」の配信に出演し、自身の公選法違反事件裁判を巡って今年5月に大法院が行った破棄差し戻し判決についてこのように発言した。李候補は「一種の特ダネと言えるが、大法院側に、私に直接は来ないが、コミュニケーションが一部できてるじゃないか。人が生きてる世の中で、ないわけがない」「私が聞いたところでは『早く整理してあげよう』『早く棄却してあげよう、きれいに』そういうものだという。ところがある日、変わったという」と述べた。李候補が、大法院から、公選法違反事件は上告棄却で無罪が確定するだろうという話を伝え聞いていたのに、当の大法院の全員合議体は、自分が伝え聞いたのとは違って5月1日に李候補に有罪の趣旨で判決を言い渡したので当惑した―という意味だとみられる。
李候補はこの日、自分に対する検察の捜査に関しても「私は政権不問検察にやられた。文在寅(ムン・ジェイン)政権時代も4件起訴された。でたらめなことで起訴された」と主張した。また「李在明のそばにいて、やられた人は多い。李在明のそばにいるふりをして、やられた人もいるが、それがまさにサンバンウルだ」「関係があるふりをしていたようだ。はたいたら(北朝鮮送金などのような)妙なものが引っかかった」と語り、さらに「一部のメディアは、言論人なのかと疑いを抱くほどに特別な位置を悪用してフェイクニュースを広めたり、政治的目的を持って悪意あるフェイクニュースをつくる、実際の事例を操作・歪曲(わいきょく)するが、これに対しては保護されている分だけ特別な制裁を加えなければならない」とも発言した。
李候補の大法院破棄差し戻し審関連の発言を巡り、保守系の旧与党「国民の力」に所属する金文洙(キム・ムンス)候補は、フェイスブックに「大法院に内通者がいるという白状か」「かつての、大法院で李在明を助けてやった裁判取引疑惑、権純一(クォン・スンイル)大法官(最高裁裁判官に相当)一人では足りなかったのか」と書き込み、さらに「李候補と民主党が押し付ける大法官増員も、結局は『ケッタル(李在明候補の熱烈な支持層)大法官』『トルボ(ひげ面。金於俊がひげを生やしていることから、こう呼ばれる)大法官』をつくっておいて、思い通りに司法府をコントロールしたいということ」「このままにしておいたら、大法院も大庄洞のように李在明の設計通りに進み、大法院は李在明のアクセサリーに転落することになる」と批判した。