今月13日、韓国空軍のC-130輸送機は事前協議もなしに日本の嘉手納基地に着陸するために日本の防空識別圏に無断で進入し、日本の航空自衛隊はF-15J戦闘機を緊急発進させて対応しました。

SBSの報道でこうした事実が伝えられた後、日本政府は公式に「遺憾」の意を表明しました。

林義正官房長官「結果的に韓国空軍機に対して（日本の戦闘機が）緊急発進することが発生したことは遺憾であり、こうしたことを防ぐための措置を韓国政府に求めています」

韓日の軍事関係に波紋を広げかねない事案ですが、空軍は事件発生当日、国防部に報告しなかったことが確認されました。

国防部の消息筋は「韓日の軍事外交を総括する国防部は空軍の『即時報告』を受けていない」としました。

4日後の今月17日、国防部のいくつかの部署で日本の戦闘機出撃に関する情報が出回り、空軍は翌日の18日午後遅くになってようやく国防部次官と政策室長に公式報告したことが明らかになりました。

国防部の消息筋は「国防部までうわさが広がると、空軍がやむを得ず5日ぶりに報告した格好だ」と指摘しました。

空軍が意図的に事件を隠そうとしたのではないかという指摘が出ている理由です。

また、空軍は一歩遅れて国防部に自主的に報告したのですが、空軍の主要関係者はSBSに「なぜこんな事案まで国防部に報告しなければならないのか分からない」と矛盾した論理を展開したりもしました。
（引用ここまで）

　韓国のC-130が日本の領空侵犯をしまして。
　空自のF-15Jがスクランブルして対応したとのこと。

韓国空軍輸送機、日本領空侵犯で騒ぎ…自衛隊は戦闘機出撃（中央日報）

　「非常事態の際には嘉手納基地に着陸する」って事前に計画していたそうですが、日本にも在日米軍にも共有していなかったとのことで。
　まあ、そりゃF-16で自国の民家に爆撃もするわな……。



　で、さらにですね。
　この事件を韓国空軍は隠蔽しようとしていたとのこと。



　まあ、韓国軍はだいたいこう。
　2013年、南スーダンのPKOで韓国陸軍が日本に対して「銃弾を貸してほしい」と要請したことがありました。
　この件について、韓国政府は日本側に「公表しないでくれ」と言ってきたのですよ。
　日本側は透明性を確保するために「絶対に公表する」で譲らなかったのですね。



　最終的には「助けたことは忘れろ」とか言い出したんですよね。
　この時から自衛隊の韓国軍への心証は最悪になったとされています。

　火器管制レーダー照射も同様だと感じています。日本に対して負い目を持ちたくないってことで嘘をつかざるを得なかった。
　ま、前例がありますからね。

　で、今回も同様でしょう。
　ですが、さすがに隠蔽しきることができなかった。
　といったわけでまた「韓国軍は対日でなんかやったら隠蔽する」ってパターンを得ることができました。うん。