2020年を目標、道路中心の交通体系から鉄道中心に
ソウル-釜山1時間43分、ソウル-光州1時間11分、釜山-光州1時間40分
2020年までに、全国の主要都市を高速鉄道(KTX)で結び、通勤時間の平均と同じ1時間30分程度で大部分の地域を移動できるようにするという構想が発表された。
政府は1日、「国家競争力強化・グリーン成長・未来企画・地域発展の4委員会」を開き、従来の道路を中心とした交通体系を、鉄道を中心としたものへと転換する方針を固め、冒頭のような内容の「KTX高速鉄道網構築戦略」を発表した。
李明博(イ・ミョンバク)大統領は4委員会の会議で、「今や道路は限界に達している。これからは鉄道を通じ、全国を1時間半で移動できる時代を築かねばならない。これは、単なる経済効果だけでなく、将来のグリーン成長や気候変動に備えるための大きな戦略ともいえる」と述べた。
■最高時速250キロに
今回政府が打ち出した戦略によると、京釜高速鉄道の第2期工事(大邱-釜山間)や、湖南高速鉄道、ソウル市江南区水西と京畿道平沢市を結ぶ高速鉄道の建設工事を予定通りに進め、2012年には、KTXで仁川国際空港まで行けるよう、仁川空港鉄道への乗り入れを目指す方針だ。さらに、慶尚北道浦項市、慶尚南道馬山市、同道晋州市、全羅南道順天市などへも、京釜・湖南両高速鉄道を介してKTXの乗り入れを実現するという構想を打ち出している。
また、京春・全羅・中央・長項・東海・慶全の各線など、現在営業中または建設中の鉄道路線は、直線化工事などにより、最高時速を段階的に230キロまで引き上げる。江原道原州市と同道江陵市、慶尚北道慶州市(新慶州駅)を結ぶ新たな路線は最高時速を250キロとし、また大田市・慶尚北道金泉市と慶尚南道巨済市を結ぶ路線も、民間資本を導入し、事業の推進を検討するとしている。
一方、首都圏やソウル市内を南北に走る「首都圏広域急行鉄道(GTX)」の建設事業も、地方自治体の主導で進め、政府が積極的に支援することとした。GTXが開通すれば、東灘ニュータウン(京畿道華城市)から三成駅(ソウル市江南区)までの所要時間は67分から19分に、一山ニュータウン(京畿道高陽市)からソウル駅までは42分から16分に、京畿道議政府市から清凉里駅(ソウル市東大門区)までは31分から12分へと、それぞれ大幅に短縮される。
■全国を通勤圏に
現在2時間46分かかるソウル-釜山間の所要時間は、京釜高速鉄道の大邱-釜山間が開通すれば、2時間10分に短縮される。また、2014年に水西-平沢間の高速鉄道が開通すれば、江南地区までは1時間43分で移動できるようになる。一方、ソウル-光州間の所要時間は、現在の2時間52分から1時間11分に、ソウル-大邱間は1時間10分に、ソウル-木浦間は1時間21分に、釜山-光州間は1時間40分にそれぞれ短縮され、20年までには全国の拠点都市の大部分が1時間30分程度で移動可能になる。
国土海洋部の洪淳晩(ホン・スンマン)交通政策室長は、「全国の主要都市が1時間30分で結ばれることにより、高速鉄道の恩恵を受ける範囲は全国土の30%から82%に、全人口の60%から84%に拡大し、2時間で移動できる範囲も全人口の98%、全国土の95%に拡大する。これは全国を一つの都市圏、生活圏に変えることを意味する」と話した。
政府はまた、鉄道産業を新たな成長に向けた原動力として育成する方針を固め、時速430キロクラスの次世代型高速鉄道車両を2012年までに開発し、世界市場への進出を目指す意向を示した。
しかし、問題は財源だ。政府はこうした構想を実現するには、20年までに97兆ウォン(約6兆9000億円)の資金を要すると見込んでいる。民間資本を導入することで、政府の予算を59兆ウォン(約4兆2000億円)程度まで削減するとしているが、財源を調達する具体的な方法については明らかにしていない。
交通研究院のキム・ヨンギュ研究院は、「速度やサービスの改善により、鉄道の運賃は多少の値上げが必要となるほか、道路などの予算から、鉄道建設の財源を充当することになるため、道路の建設工事は減少する可能性がある。地方空港の経営の悪化も避けられないが、大きな枠組みの中で議論すべきだという方向で取り組んでいる」と話した

http://www.chosunonline.com/news/20100902000058
http://www.chosunonline.com/news/20100902000059
設計速度が400km/hの車両がいつのまにか430km/hになっているねw