まずは引用。
以下引用開始
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世界初、「前輪駆動車用高効率トロイダルバリエータモジュール」を開発
～ 小型・軽量化と効率向上で、更なる燃費向上に貢献 ～
日本精工株式会社は、世界で初めて前輪駆動車（FF車）への搭載を可能にしたトロイダルバリエータ（無段変速機）を開発しました。本開発品は、多段オートマチックトランスミッション（AT）やベルトドライブCVTを凌駕する省燃費を実現します。
ＮＳＫは本開発品を2011年11月30日（水）～12月11日（日）まで東京ビッグサイト（東京都江東区）で開催される第42回 東京モーターショーに出展します。
製品の特長
世界で初めてFF車に搭載可能
従来のトロイダルCVTは、搭載スペースの関係で大型車などの後輪駆動車（FR車）にのみ搭載が可能でしたが、本開発品は構成部品をコンパクトにレイアウトすることや内部仕様を見直すことで、従来よりも全長を約2割短くすることで、FF車への搭載を可能にしました。また、重量は約3割軽量化しました。今後、幅広い車種への採用が期待できます。
伝達効率の向上
従来品の優れた伝達効率を更に高め、摩擦損失を半減しました。
ワイドレンジ
従来品に比べて、変速比を拡大することで、より幅広い車速領域で、エンジン回転数を下げることができます。
モジュール化
従来品は納入先のカーメーカーにおいて、一部の部品の組立てが必要でしたが、本開発品は組立てが不要なモジュール部品として納入できます。従って、カーメーカー各社での生産性向上に貢献します。
－後略－
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以上引用終了
まぢ、すごいっすよ。
何が凄いって、
高効率化：93% ⇒ 97% （ロス半減）
ワイドレンジ化：4.3 ⇒ 6.5
小型・軽量化：軸長2割減、重量3割減
低コスト化：AT並みの重量単価
モジュール化：TMへの搭載性向上
特に凄いと思うのは、ワイドレンジ化と小型・軽量化。
特に後者が実現できたことで、ＦＦ車でも搭載可能になった、というとこは特筆ものでしょうね。
では、どれだけ小さいのか？
推測で申し訳ないのですが、左側はたぶん、かつて日産で作っていた「エクストロイドCVT」のバリエーター部分。そして右側が今回発表になったもの。全長そのものは著しく短くなっているのは判るとして....気のせいでなければ、左側、パワーローラーのコントロール部分がまるっと抜けてるような気がするんですが(^^; 右側はそこら辺を固定するフレーム部分まで混みでモジュール化されているみたいですし....
つーか、なんかめちゃくちゃちっちゃくなってるんでないかい、な気が(^^;
エクストロイドCVTの廃止で、トロイダルCVTの命運はつきたと思っていたのですが、こんな形で一皮剥けて復活してくるとは。
回遊魚は一回り大きくなって帰ってくるものですが、トロイダルCVTは一回り以上小さく、軽くなって戻ってきましたw
さて、一般乗用車では何に乗ることになるのかなぁ....ちょっと楽しみ。