温馨杯は以前から知ってはいたのですが、「雰囲気が良すぎて入れない」。
それと、店先に置いたあった温馨杯のパンフレットに載っていた値段を見て、少々身が引けていた事も
あります。
最近、気になっていたけどこれまで入らなかったお店に行って見よう、そんな心境のときがあった
のですが、そんな時、このお店に入りました。
以前も書いたけど、夜、どこかに入ってホッとしたいけど、喫茶店もカフェも、入り口や窓から
やや混み気味の様子が伺えた日。 このお店の前を通りかかると、カウンターの奥に店主が座って
本を読んでいるだけで誰も居ない・・・。
ちょっと思い切って、入りました。
この時、初めて温馨杯でお茶を飲みました。
自分としては工夫式のお茶を頼んだつもりだったので、偶然。
久し振りに飲んだ台湾茶は香り高くて、やや甘みがあって心底リラックス出来ました。
それで一気にファンに。
店内はすっきりとした品の良い感じ。
中国や台湾のお店にありがちな装飾は見当たりません。
どちらかと言うと、和モダンに思えたのですが、台湾や中国の文人趣味を取り入れた、 ゆっくりと
くつろげる空間作りを目指したんだそうです。
台湾や中国の文人趣味と言っても、むしろ和の雰囲気と言いたくなるくらい、全く抵抗が無い。
今までは、和こそ淡雅だと思っていたのですが、この空間で漆塗りの銘々皿を出されると、華やかに
見えた位に、淡い、それでいてモダンな感じもする雰囲気。
確かに落ち着く。
BGMは古琴やリュート。
古琴は中国の文人が1人あるいは少数の友人達と楽しむ為に弾いた楽器だそうです。
店主とお茶の話をして過ごすと、あっと言う間に1時間は経ちます。
「回転率の悪いお店を作ったものですね。」と言うと、このお店に来て、ゆっくりとしてもらう事が
目的だから、それで良いんですよと言ってくれました。
温馨杯には、奇古堂のお茶がオマケでついてきます。
これは奇古堂さんの好意らしい。
お茶を飲みに言って5~6回目、1個連れて帰りました。
「今日は1個連れて帰るから、器量の良さそうなのを・・・勘で適当に選んで。」
箱も開けないで、勘で選んでください・・・と思ったのですが、2個出してくれて自分で選ばせてくれました。
そうすると・・・迷う。
ほとんど同じだから、なお迷う・・・。
申し訳ないけどもう1個出して貰って・・・その3個目にしました。
ちょっと変わった緩衝材。
七夕の飾り付けを思い出します。
全部もちろん同じなのですが、くびれの部分は手で削りだすので、両手でくるむと微妙に心地が
違うよと教えて貰い、試していました。
持った感じ、あまりひっかかりを感じない、すっともてる物が最後の判断基準。
ちょっと華奢なもの、少し力強いもの・・・いろいろ惹かれるけど、1番クセのないものを選びました。
その方がお茶の個性を楽しめそう。
包んでくれる時に、「これを選ぶと思ったよ」って店主が言ってました。
少ししっかりしていて、落ち着いた感じかな・・・って。
お客を喜ばせる術も心得ている?w
台湾茶、中国茶は他のお茶と比べると味が強いので、初めて飲んだ時は、美味しかったものの
暫くは飲まなくてもいいかなと思いながら帰宅しました。
しかし翌朝、ふとお茶が飲みたいと思ったのには驚きました。
それから買おうと思っていたものの、お店を出る頃にはリラックス出来て・・・また今度でいいかな・・・と
思い・・・、それが買いそびれる原因になっていました。w
長く使ってもらう為にも、衝動買いしないで、本当に必要かどうかよく考えて買って欲しいと
店主は話していましたが、その言葉通り、何回かお店でお茶を楽しんでからの購入になったところ、
最初高いと思っていた金額も気にならず、いい買い物ができたという喜びがありました。
鮮明な画像じゃなくてゴメン。
先日、代々木八幡神社の青空個展で購入した、胡桃のオイルステン仕上げの皿と合わせてみました。
中国茶の入れ物を、「茶缶」「茶倉」と言うらしいです。
旅行などに持っていけるように小さな茶倉が欲しいけど、ちょっと我慢。
通りがかりのお茶屋さんで見つけた250円くらいの缶にしておきました。
木のお皿とお茶の缶、温馨杯の箱、丁度いいサイズ。
茶道でお茶道具を包む袋を「仕覆」というらしいですが、それにいれると丁度、野点に持っていけるような
雰囲気になります。
でも、仕覆って高い。 お茶道具に合わせてオーダーするらしい。
お店で話していたら、「自分で作れば」って言われたけど、無理。
そう思っていたところ、青空個展で古布で和風の小物入れを作っていた方と話をしていたら、作ってもいいですよって事になり、名刺を貰いました。
今では、お茶道具に限らず、i-Pod 等、身の回りの大切なものを入れるのにも仕覆を使うらしい。
だけど、仕覆なんて言わずに、もっと気軽な方がいいと思っていたので、ラッキーな出会いでした。
でも、まだ茶葉の持ち運び用の容器も用意してないので、それはもう少し先の話・・・。

実は、購入してからまだ1回しか使っていません。
雑然とした僕の部屋で飲むのと、趣味の良いお店で飲むのとは全然違う。
残念ながら・・・。
だけど、少し割り引かれているものの、お茶の香りはお店で飲んだ雰囲気を思い出させるし、
相変わらず、美味しい。
何煎か飲んで、もう出ないからこれでおしまい・・・と飲んだ最後の一口が意外と美味しくて、
まだいけたか?! と思わせる面白さもある温馨杯。
工夫式が正式かもしれないけど、この手軽さと面白さに惹かれました。
それともう1つ。
お湯を注いで、蓋を閉めて2~3分。 その後蓋を開けてますが、すぐに飲める訳ではありません。
器の胴を触ってみて、手で持てる熱さになるまで待ちます。
手で持てる熱さがちょうど飲み頃。
早く飲みたい。
何度か、少し熱い時に一口飲んだ事はあるけど、味が全然違う。
だから、お茶を目の前にして待つ。
ちょっとした修行にもなるって言ってました。
面白いでしょ? ^^
( (θε|||) さん 参考になると嬉しいです。 )







