いろいろなサイトを見てまわりますがお話にならないことが書かれた軍版が!?
これです→http://bemil.chosun.com/nbrd/gallery/view.html?b_bbs_id=10044&pn=2&num=142454
いやはやここまでとは・・・まず10式戦車のコンセプトやこれからのMTBの流れは自分が投稿した
をご覧ください。また、10式戦車について詳しく知りたい方は
「10式戦車について その一」:http://www.kjclub.com/jp/exchange/photo/read.php?uid=8231&fid=8231&thread=1000000&idx=1&page=3&tname=exc_board_53&number=6219
「10式戦車について その二」:http://www.kjclub.com/jp/exchange/photo/read.php?uid=8232&fid=8232&thread=1000000&idx=1&page=3&tname=exc_board_53&number=6220
をご覧ください。まあ日本にもアホな軍事ライターが腐るほどいますから。
まず、10式戦車は90式を遥かに凌ぐ性能です。これは装甲・火力・機動性・情報戦の全てに対してです。防衛省(技術研究本部)は90式より遥かに優秀と発表しています。
10式戦車
◎火力
防衛省技術研究本部が平成8年度より研究していた「将来火砲」の詳細解説です。ラインメタルの砲よりも重量が軽い上に最大腔圧が上がっています。これが新戦車TK-X搭載の新型国産砲の元となったものです。試作砲である「将来火砲」には砲口制退器(マズルブレーキ)と排煙器(エバキュエーター)が付いていましたが、正式採用された新型国産砲には付いておらず、完全に同一のものではありません。

私は、TK-X初公開当初は砲身の段差のある部分を「薄い排煙器だな」と思っていたのですが、後日それは排煙器ではないと知りました。ただ、フランスのルクレール戦車の52口径120mm滑腔砲CN120-26には段差は無く、TK-Xの砲と異なっています。
排煙器が無いのであれば通常はCN120-26と同じような形態で良い訳で、TK-Xの砲がどうしてああなっているのか、その辺りはまだよく分かっていません。
つまり従来の主砲や滑腔砲ではないようです。
「途切れのない研究開発事業を目指して」 ダイキン工業株式会社 特機事業部 研究設計部長 金木正則 「防衛技術ジャーナル」2010年3月号No.348,58ページ
その後、諸外国においては、大口径化が進み、戦車砲では140mmでの開発が進められていましたが、日本においては、140mmではなく、135mmという日本独自の拘りでしょうか、少し小さい口径での研究に着手しました。今思えば、固体発射薬で、2,000m/sを超える初速を達成できたことは当時の世界記録ではないかと思っています。この研究に携れたことは、非常に幸運であり、現在、小型軽量化の方向で進んでいることを考えると、このような研究にめぐり合えることは無いと思います。
その後、新戦車用の徹甲弾の研究開発に取り組み、これまでの研究成果をベースに、発射薬の高エネルギー化、飛翔体の高L/D化、装弾筒の軽量化などの設計を行い、威力が高く、命中精度も高い徹甲弾の開発が完了しました。開発中においては、多くの課題がありましたが、いろいろな方の指導を頂きながら、無事に要求を満足する徹甲弾を完成することができました。
初速2000m/sを突破・・・日本のダイキン製の試製135mm徹甲弾は凄まじい性能を持っていたようです。そして新戦車TK-Xの新開発44口径120mm砲(日本製鋼)に用意されたダイキンの新型砲弾は、この試製135mm徹甲弾の研究成果を取り入れて、高威力化を達成しています。新型120mm徹甲弾は、発射装薬の高エネルギー化、飛翔体の高L/D化、装弾筒(サボ)の軽量化が開発者自らの弁で語られています。飛翔体の重量については言及が有りませんでしたが、語られた点だけでも、従来の120mm徹甲弾(JM33)と比べて相当に高威力化されている事が伝わってきます。
・新戦車TK-Xの新型44口径120mm滑腔砲。※新型砲弾の写真は未公表。
135mm戦車砲はロシアでも開発されているという話がありますが、詳しい内容は一切伝わってきません。ドイツ等の西側諸国では140mm戦車砲を試作した国が幾つかありますが、初速2000m/sを達成したという話は聞きません。日本の試製135mm戦車砲に関する情報もこれまで殆ど出て来なかったのですが、まさか初速2000m/sを超えていたとは・・・固体発射装薬では当時の世界記録だった可能性が非常に高いでしょう、各国とも最新技術は秘密のベールに覆われているので正確には判明しませんが、凄まじい数値です。
また、この防衛技術ジャーナルのコラムでは紹介されていませんでしたが、ダイキンではこの他に120mm戦車砲弾として多目的成形炸薬弾も試作しているようです。これはアメリカのM830A1 HEAT-MP-Tに相当するもので、対ヘリコプター用の近接信管を備え、装弾筒と被帽が付いた高初速HEAT弾と伝えられていますが、正式採用は見送られ詳しい情報は殆どありません。イラクやアフガニスタンでのM1A2エイブラムス戦車は従来のM830成形炸薬弾よりもM830A1を最も多く使用しているのですが、この他にM830A1を改造したコンクリート構造物破壊用のM908 HE-OR-Tや、タングステンボール散弾を撃ち出すM1028キャニスター弾などを使用しています。開発中のエアバースト弾(知能化時限信管弾)であるXM1069LOS-MPはまだ戦場には出て来ていません。もしかすると表に出て来ていないだけで、日本でもこの種の戦車砲用の新型榴弾は今も開発中なのかも知れません。M830A1相当の試作なら既に済ませていますし、対ゲリコマ戦用の砲弾の必要性を無視しているわけではないのですから。
By JSF氏 お借りしました。ありがとうございます。
要約:独自機構の国産新型滑腔砲と新型徹甲弾、2,000m/sを超える初速で相当の高威力
◎機動性
油圧機械式無段変速機 により新型戦車のトランスミッションは、無段階自動変速操向機を採用しています。無段変速機というと自動車に使われる、摩擦を利用するCVT(Continuously Variable Transmission)の一つ。
油圧機械式無段変速機はHMT(Hydraulic Mechanical Transmission)とも呼ばれ、駆動する動力の全てを一旦油圧に変換するHSTとは異なり、遊星歯車とHSTを組み合わせて構成されている。例えばサンギアを入力軸、プラネタリギヤを出力軸とし、リングギヤの回転をHSTで無段階にコントロールすることによって自在に減速比を制御することができ、HSTの無断変速のメリットを生かしつつも変速機全体での伝達効率を高めている。
要約:前進、後進ともに時速70km、遥かに優れた急ブレーキ・急加速で遥かに優れた機動性
◎C4I
C4Iシステム(Command Control Communications Computers and Intelligence〈指揮・統制・通信・コンピュータ・情報〉)を陸上自衛隊の戦闘車両で初めて搭載する。これにより単車内あるいは近くの戦車同士が相互に情報を伝達し、敵や味方に関する情報の共有や指揮統制も可能になるとされる。
また、機関連帯指揮統制システムに連接させることで司令部や味方部隊との通信能力が向上し、戦車部隊と普通化部隊が一体化した作戦行動が可能となるという。将来的にはOH-1観測ヘリコプターやAH-64D戦闘ヘリコプター、将来のOH-1改 戦闘ヘリコプターからの情報も入手できるようになります。
①陸上自衛隊のC4Iシステムとは?
陸上自衛隊が運用するC4Iシステムは、陸上自衛隊の基地において使用する固定型の戦略/作戦級システムである陸自指揮システムと、第一線部隊が作戦地域において機動しつつ使用する戦術級の野外型システムに区分される。また後方支援業務においては、6陸幕補給システムが運用されています。
陸自指揮システム 。陸自指揮システムは、陸上自衛隊の基幹となる戦略/作戦級C4Iシステムであり、維持運営区分により次の3つに分類される。下位のシステムはそれぞれ、直近上位のシステムと相互に連接する。
- 陸幕システム:陸上幕僚幹部及び防衛大臣直轄部隊等に装備されるもの
- 方面隊指揮システム:方面総幹部及び方面直轄部隊等に装備されるもの
- 師団等指揮システム(FiCs):師団・旅団司令部及び師団・旅団直轄部隊に装備されるもの
陸自指揮システムは、アイログ社製のAP2000(Advance Paradigm 2000)アーキテクチャを採用しているが、これは、その優れた柔軟性などを買われて、3自衛隊の統合運用を見据えた防衛省共通運用基盤(COE: Common Operating Environment)に採用され、陸上自衛隊のすべてのC4Iシステムに採用されたほか、海上自衛隊のMOFシステムなどにも導入された。これにより、自衛隊のC4Iシステムの相互運用性は飛躍的に向上した。これらの指揮システムを連接する通信システムとしては、防衛通信基盤(DII)が使用されている。陸幕システムは、防衛大臣が中央指揮所(自衛隊最高司令部)で指揮統制する際に使用する中央指揮システムを構成する5つの構成要素のうちの1つとして機能している。(5つの構成要素は中央・陸幕・海幕・空幕・情報支援の各システム)
野外型システム
野外型システムは、各方面隊/師団/旅団が戦場において機動的に運用する戦術級C4Iシステムであり、各階梯間や各階梯内を連接する通信システムとして、方面隊通信群レベルでは方面隊電子交換システム(AESS)が、師団通信大隊以下のレベルでは師団通信システム(DICS)が使用される。師団/旅団司令部のFiCsと、隷下部隊のReCs/FADS/DADSは、DICSを介して連接されており、相互運用性も確保されていることから、このレベルで、作戦階梯と戦術階梯のC4Iシステムが連接されていることになる。
AESSとDICSの後継として、2007年(平成19年)度から2011年(平成23年)度まで新野外通信システムの開発も進められている。
基幹連隊指揮統制システム
基幹連隊指揮統制システム(ReCs: Regiment Command Control system)は、普通科連隊や戦車連隊といった機動部隊が作戦地域において使用することを前提とした可搬型のシステムである。AP2000アーキテクチャに則って東芝が開発・制作し、2007年(平成19年)度より第2師団に配備。2008年(平成20年)7月、同師団において実験演習が行われた。
ReCsにおいては、連隊/大隊本部に設置される中央処理装置(73式中型トラックに搭載して運用可能)および大型スクリーンを中核に、連隊/大隊/中隊本部で使用されるラップトップ型端末(TOUGHBOOKを採用)と、中隊以下の階梯で使用される携帯情報端末が連接されている。アメリカ陸軍のFBCB2システムの日本版といえるものであり、部隊の指揮・統制および戦術情報の共有を目的としたものである。携帯端末にはハンドヘルドGPS機能があり、自隊の位置を常に上級司令部に報告するとともに、電子メールなどを使って、自隊が接触した敵のすべての情報を送信することができる。隊本部においては、これらの情報と上級司令部からの命令を総合して指揮官が意思決定を行い、指揮下の部隊に対して、戦術状況と指揮官の企図を伝達する。
特科部隊情報処理システム
一方、特科部隊においては、陸自指揮システムや基幹連隊指揮統制システムの開発以前より、順次C2/C3/C3Iシステムを開発・配備してきた。現在、これらのシステムをC4I化するとともに、上記の各システムとの総合運用性向上を図っている。
野戦特科部隊では、C2システムとしての野戦特科射撃指揮装置(FADAC)およびこれに連接されたC4Iシステムとしての野戦特科情報処理システム(FADS)が配備されている。同様に、高射特科部隊においては、C2システムとしての対空戦闘指揮装置、およびこれに連接されたC4Iシステムとしての師団対空情報処理システム(DADS)が配備されている。
FADACおよびFADSの後継としては、2006年(平成18年)度から2010年(平成22年)度まで火力戦闘指揮統制システム(FCCS)が開発中である。DADSと方面隊の対空指揮装置である方面隊高射指揮所装置(MTQ-1)の後継としては、2004年(平成16年)度から2008年(平成20年)度までに対空戦闘指揮統制システム(ADCCS)が開発され、2009年(平成21年)度に予算が計上され、2011年(平成23年)年度から配備が始まる予定です。
要約:一人の歩兵から師団や本部、陸・海・空・宇宙(衛星)に繋ぐ高度なネットワークシステム
◎指揮・射撃統制装置
90式戦車で実証されているFCSにもさらに高性能に。指揮・射撃統制装置に関しては走行中も主砲の照準を目標に指向し続ける自動追尾機能があり、タッチパネル操作でも主砲の発砲が可能とされる。10式戦車の試験項目には、直進及びスラロームの走行状態を模擬した加振を新戦車模擬砲塔部に与え、射撃統制誤差に関するデータを取得する性能確認試験の内容がある。車長用潜望鏡後方の高い位置に設置された、車長用視察照準装置の赤外線カメラ部は全周旋回可能、C4Iによる情報の共有などもあり、味方と連携して索敵、攻撃を行うハンターキラー能力は90式戦車と比べて向上しているとされます。
要約:90式より遥かに優れた指揮・射撃統制装置
◎直接防護力
防護力に関しては、新たに複合装甲を開発し、防御力を下げることなく軽量化を図っている。90式戦車に採用されている複合装甲が開発されてから20年近く経過した現在、当時と同じ材質を用いた場合70%、最新の理論と素材を用いた場合30%の重量で90式戦車と同じ防御能力が得られるとの意見がある。
平成18年度に公表された防衛省技術研究本部のウェブサイト内の資料である「公共調達の適正化について(平成18年8月25日付財計第2017号)に基づく随意契約に係る情報の公表(物品役務等)」には、岐阜県の神岡出張所にて実施される正面要部耐弾性試験に関する内容が記載されている。これによると新型試作砲である120mm架台砲IV型、そして新型試作砲弾である徹甲弾IV型を用いること、それらを用いた射距離250mの射撃により砲塔正面左右及び車体正面モジュール型装甲の耐弾性評価を実施するとされる。
炭素繊維やセラミックの装甲板への使用や、小型化などにより、全備重量は90式戦車より約12%ほど軽量になったとされる。正面要部(砲塔・車体正面)には90式戦車と同じく複合装甲が組み込まれており、90式戦車は内装式モジュール装甲であると言われているが、10式戦車の場合は砲塔正面、車体正面とも外装式モジュール装甲と報じられています。正面要部には、複数本のボルトで固定された装甲板が確認できる。砲塔部の装甲板は先端が楔形であり空間装甲としての効果などがあると考えられている。また、操縦手用ハッチ上方の一部の部分は内側に引き込まれる形で垂直になっており、この垂直部分を隔てた更に奥に複合装甲からなる主装甲が存在する。90式戦車の防盾は正面投影面積が左右対称だったが、10式戦車では直接照準眼鏡と同軸機銃のない側である防盾右半分の面積を小さくしている。
砲塔本体の両側面には分割式の増加装甲が装着されており、試験映像ではこれが取り外された状態で走行・射撃試験が行われている。この増加装甲は空間装甲と物入れを兼ねており、必要に応じて内部に装甲を追加するという見方がある。砲塔後部のバスケットはスラット装甲を兼ねていると見られる。両者ともに歩兵用携帯対戦車兵器による攻撃からの防御を考慮したものと報じられた。防衛省技術研究本部のウェブサイトで公開されている写真などから、両者ともに砲塔本体に対して水平方向にボルト止めされることが窺える。全備重量は基本40t/通常44t/最大48tとする説や、増加装甲を最大限取り付けると全備重量が48t、公開された試作車両が44tと記述する説があります。
この辺は物質関連の研究・ナノテクノロジーがお家芸の日本には容易いですね。なお90式戦車の防御力は耐弾試験の映像の一部はマスメディアに公開されており、実際に耐弾試験映像を視聴した軍事ライターの雑誌記事によると「バンカー内に納められた90式戦車の正面に対し別の90式戦車の主砲により射撃を実施(射距離250 m 程度と推測)。試験終了後にバンカー内から被弾した90式戦車が自走を行い、被弾車の車体正面の複合装甲に4発(被弾痕からHEAT-MP3発、APFSDS1発と推定)、砲塔正面右側の複合装甲に少なくとも1発(被弾痕からAPFSDSと推定)の被弾痕が確認でき、砲塔側も車体側と同等の防護力を持つと推察できる」としている。その他に「89式装甲戦闘車らしき車輌から35 mm 機関砲により90式戦車の砲塔側面を射撃」する場面や、「横向きに吊るした155 mm 榴弾を90式戦車の上空約10 m で爆発(曳火射撃を想定した静爆試験と推測される)」させる場面、「覆帯下で地雷を爆発(地雷による静爆試験)」させる場面が試験映像中にあります。
◎間接防護力
砲塔側面前方には発煙弾発射装置が取り付けられている。なお、90式戦車の発煙弾発射装置はレーザー検知装置と連動するようになっており、10式戦車も同様の機能を有している考えられる。
既存の戦車には見られなかった10式戦車の特徴として、全周囲を走査可能なよう砲塔の四隅に配置されたセンシング装置がある。詳細な性能については非公開だが、レーザー検知器と、MEMS技術を用いた赤外線イメージセンサ、パッシブ方式のミリ波レーダー検知器とする説がある。また、10式戦車の車両構造は対IR化のため最適化され、IRステルス性が向上しているとされます。
要約:90式戦車より遥かに優れた防護力