

韓国
なぜ日本だけ? 先端兵器の共同開発に米国から声がかからない韓国の悩み!
韓国は日本と比較して2倍近く米国から武器を購入しているにも関わらず、米国から共同開発の声がかからないと韓国メディアが報じている。
日本は防衛装備品の研究費用として今年過去最大となる1,676億円(2020年度予算案に計上された防衛関連R&D予算)を投じる予定だが、韓国は今年3兆9000億ウォン(約3,400億円)を投じる予定で金額だけを比較すれば日本の倍以上予算を投じている。それにも関わらず軍が使用する兵器の国産化率は60%台に留まっており、なぜ日本の国産化率90%以上に劣るのかという問題もあるのだが韓国メディアが今回指摘しているのはこの部分ではない。

日本は米国とイージス艦に搭載して使用する弾道弾迎撃ミサイル「SM-3」を共同開発中で最新バージョンのblock IIAは年内に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を想定した迎撃実験を初めて行う予定だが、韓国は日本以上に研究費用を投じているにも関わらず米国から先端兵器を共同で開発しようと声がかかった事が一度もないという部分だ。
韓国は2009年から2018年まで米国から62億7,900万ドルもの兵器を購入しており、同時期に日本が米国から購入した兵器は36億4,000万ドルに過ぎず、米防衛産業への貢献度を見ても韓国は日本よりも上で、政府が投じる防衛装備品の研究費用も日本より多く投資しているのに2011年から2017年までに米国と共同研究を行ったのは10件の応用研究だけで実用的な兵器の共同開発は1件もない。
以上のような理由から韓国メディアは、一体いつまで一方的に米国から兵器を購入し続けなければならないのかと指摘しているのだ。
もっとシンプルに言えば韓国は米国製兵器を沢山購入して防衛装備品の研究費用も持っているのに、なぜ米国は韓国と実用的な兵器の共同開発を行ってくれないのかと言っているのであり、ここでいう「実用的な兵器の共同開発」とは韓国にとって米国の先端技術を獲得できる場で米国と共同開発した兵器が第三ヶ国に輸出されれば韓国にも相応の経済的な利益がある考えているのだろう。
さらに言えば、日本が開発に関与したSM-3 block IIA導入を事実上決定したことも癪に障るのかもしれない。
現在、韓国は諸外国と軍事技術の共同研究を行う国防科学研究所(ADD)から大量に技術データが流出して問題化しているのに、これを完全に無視して「米国から先端兵器を共同で開発しようと声がかからない」とよくも言えたものだと管理人は感心してしまった。
因みに韓国メディアが日本との比較に使用した米国からの兵器輸入額は韓国の国防技術品質院がまとめた資料の数字で、韓国メディアが米国の防衛産業への貢献度を表す際に必ず登場する資料のだが米国製兵器のライセンス生産の多い日本の金額が低く見えるよう「完成品の輸入」に限定して集計しているため、日本がライセンス生産を行っている米国製防空システム「パトリオット」や攻撃ヘリ「AH-64D」の取得費用は含まれていないので当てないならないが、国防関連のR&D予算や兵器輸出に関する規制については韓国側に分があるかもしれない。

防衛関連のR&D予算は2000年に日本(約11億ドル)は韓国(約12億ドル)に追い越されており2011年には倍以上(日本約8.8億ドル:韓国約24億ドル)の差が生じている。ただ日本は民間企業が持つ技術が優れているため金額ほどの差は生まれていないと思われるが、いつまでもこの差が維持できるとは限らないため日本も防衛関連のR&D予算を増額(次期戦闘機開発が始まれば自然増加する予定)すべきなのだろう。
さらに韓国は兵器輸出のハードルが低いため共同開発を行う相手としてはある程度選ばれる条件を満たしているのかもしれないが、韓国は肝心の信用力に疑問符がつくため幾ら米国からの兵器購入額を積み増してみても永遠に「先端兵器を共同で開発しよう」という声はかからないだろう。
■News Source (航空万能論GF)
https://grandfleet.info/indo-pacific-related/koreas-troubles-of-not-coordinating-weapons-development/