

自衛隊幹部の階級呼称を変更
政府は、自衛隊幹部の階級の呼称を変更する方針を固めた。将官の中で陸海空それぞれのトップとなる幕僚長らは「大将」、それ以外の将は「中将」、1佐を「大佐」など諸外国の軍隊に準じた呼称にする。呼称変更は1954年の自衛隊発足以来、初めて。自衛隊は「軍隊」ではないなどの理由から他国と異なる呼称を使い続けてきたが、大きな転換点を迎える。
以下、・・・
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20260424-GYT1T00387/
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https://diamond.jp/articles/-/384743
去年から度々報道されている件です。 変更の必要性等を考察してみました。
左翼が旧軍回帰とか、軍国主義復活とか大騒ぎしそうな話なんですが、何故かミリタリー界隈で大ひんしゅくを買っているようです。 ミリオタは、実は左翼と考え方が一緒なのでしょうか? 左翼と言えば、この件もそうですが、かが,いずもの空母化とか防衛費増とか異様に静かな気がします。なにか悪いものでも食べたのでしょうか?
現在の自衛隊の階級呼称について、一番大きな問題は、他国(あるいは旧軍を含めて)の将官と自衛隊の将官との対比でしょう。
他国の場合 自衛隊の場合
大将 将(幕僚長たる将)
中将 将
少将 将補
准将 無し
自衛隊の場合、大将相当と中将相当が同じ”将”であるが、階級章は異なるという奇妙な構成になっている。
これを修正するために、一佐,二佐,三佐のように変更するとどうなるか? 陸自を例に考えて見ると
一等陸将
二等陸将
三等陸将
となり、特に旧軍式の呼称にする必要は認められない。
しかし、略称を用いる時、問題が生ずる(大問題と言う訳ではないが)。
一将
二将
三将
だと、将が一人、二人、三人という意味にも取れる。
例:「一将功成りて万骨枯る」・・・一人の将軍が功績をたてる裏には、戦場で多くの兵士が犠牲となる
また、容量の単位の一升、二升、三升と同じ読みで、どうもしまらない。
二文字に省略するのは諦めて、三文字では、
一陸将
二陸将
三陸将
これは、上と同じく、陸将が一人、二人、三人という意味にも取れる。
一等将
二等将
三等将
これでは一等賞と音が同じなので、一般人と会話する時、失笑を買うだろう。慣れれば問題無いかも知れないが。
それでは、略称は用いない事にすればどうかというと、ちょっと長すぎる。また、尉官、佐官は略して、将官は略さないというのも、バランスが悪いと思う。わざわざこのような呼称を用いなくとも、旧軍式の呼称にすればいいだけの話である。旧軍式の呼称にしたからといって自衛隊が旧軍のようになるというわけではないと思うが、そうは思わない人たちが多いのだろうか?
そして、もう一つの大きな問題が、呼称の不統一である。
例えば、日本,米国,英国,韓国の大佐クラスが集まった時、日本語では、
日本:一佐
米国:大佐
英国:大佐
韓国:大佐
となり、日本だけ呼称が異なる。(もともとは、日本も大佐で、諸外国の同等の階級も大佐と訳していたわけであるが、自衛隊の階級では将官の呼称が対応できないので、旧軍式の呼称が残ったのではないかと思う。)
通訳は少し面倒であろう。米軍のColonelは日本語で大佐、自衛隊のColonel相当の階級は一佐、英国・韓国のColonel相当は大佐となる。日本の事情に詳しくない通訳にとっては理解しにくいであろう。
そして、自衛官にとっては、”なんで自分だけ階級名が異なるのか”というのは釈然としないのではないだろうか?
今回の改称によって、階級の国際標準化は少し進展する程度ではあるが、とりあえず一番の問題点が解消されるわけであるし、呼称も統一される。新しく創設される階級になるのは4名だけで、あとは名称変更だけであるから困難も少ないと思う。
准尉以下は変更されないが、共同作戦等でも部隊単位での参加となるだろうから急ぐ必要はないのか。