「千の風になって」の後編をお送りします。
前編は、この曲の背景を解説しましたが、
後編では、この曲の構造について、解説します。
まず、特徴ですが、何といっても、シンプルなことです。
事実、コーラス部分は、たったの16小節です。
それが大ヒットですから、こんな効率のいいヒットはありません。
では、コード進行はどうか。単調なコードの積み重ねかと思いきや、
そうでもないです。
以下、C(ハ長調)の場合で説明すると、
特に下記の、AとDのコードは、容易に出てくるコードではなく、
この部分が、この曲を引き立てているのではないかと思います。
♬ 泣かないでくださ い (F→G/F→ Em→A)
♬ 眠ってなんかいませ ん (D→ Gsus4→G)
新井満(原曲)
「千の風になって」の、日本語訳詞、及び作曲をされました。
また、同時に、原曲(2003年)の歌手でもあります。
私自身は、新井満さんについては、「展覧会で逢った女の子」という
別の曲で名前を知っていました。
この曲と、あまりにも曲調が違うので、本当にこの人が作ったのかと、
信じられなかったことを覚えています。
加藤登紀子
ダ・カーポ
ダ・カーポといえば、「結婚するって本当ですか」や、
アニメ主題歌「地球(テラ)へ・・・」など、
多数のヒット曲がありますが、何といっても、
ドラマ「裸の大将放浪記」の主題歌
「野に咲く花のように」が有名です。
今回紹介する「千の風になって」が、
この曲と、曲調がよく似ていて、聴いていると、
芦屋雁之助さんが演じる山下清画伯の姿を反射的に思い出してしまいます。
リチャード・クレイダーマン(ピアノ演奏)
フランス人のピアニスト・作曲家ですが、
日本では、名前が英語読みで紹介されているようです。
「渚のアデリーヌ」や、「愛のコンチェルト」などの名曲で知られています。
タイトルで思い出せなくても、一度聴けば、あの曲だったとわかると思います。
「千の風になって」の演奏では、
結びの転調部分が、とても感動的です。
生前葬のエンディングに使うと良さそうな作品です。
秋川雅史(ちょっと珍しい動画)
秋川雅史さんが、父親と息子の3代続く声楽家だということは、
前編でお伝えしましたが、それを裏付ける動画がありました。
親子3代で歌う「千の風になって」をお楽しみください。
なお、ユーチューブですが、埋め込みを認めていないので、
「YouTubeで見る」を指定してください。
(リンク)