
日本の鉄道技術、スウェーデンへ
2013年5月17日の金曜日は、スウェーデン鉄道業界にとって大きな日となりました。この日、鉄道分野での協力に関する覚書がスウェーデン企業・エネルギー・通信省と日本の国土交通省との間で調印されたのです。
July 17 2013. Writer: Said Karlsson.この協力の目的は、両国の鉄道産業についての相互理解を深め、研究および企業ノウハウの交流拡大を可能にすることです。スウェーデン代表団が関心を示した分野には、高速鉄道の技術、環境対策、および困難な気象条件(とりわけ雪と氷)での列車運行などでした。

調印式には、スウェーデン企業・エネルギー・通信省、スウェーデン交通局、SJ(国鉄)、スウェーデン貿易投資公団のメンバーがスウェーデン側代表として出席しました。
知識交流の第一歩として、調印の直後から、両国の代表による一連のプレゼンテーションが行われました。
スウェーデン交通局は、日本側の出席者に、国内鉄道交通の現状を紹介しました。現在、スウェーデンの鉄道網は輸送能力を最大限まで使っています。これは主 に旅客輸送と貨物輸送が国内のほぼ全てで、同じ線路を用いていることが理由です。分離式の高速鉄道網建設が計画されれば、国内の多くの利用者にとって、鉄 道をいっそう魅力的な選択肢とするのに役立つでしょう。
現在策定中の計画では、最初の段階で2つの分離路線が含まれています。一方はストックホルムとリンショーピングを、もう一方は西海岸のボロースとヨーテボリを結ぶ計画です。

スウェーデンの鉄道では、冬の数ヵ月間、決まって大きなダイヤの乱れが見られます。遅れがあると、利用客はマスメディアを通じて批判の声をあげます (困っている旅客へのインタビューは、最後には新聞の紙面を飾るからです)。北日本の気象条件は、降雪量が多く、氷が線路で固まるほか、落石もあるなど、 スウェーデンと似ているところが沢山あります。従って、日本のノウハウは、スウェーデンの鉄道運行者にとってきわめて貴重なものとなるでしょう。
– 日本は鉄道技術では世界のトップクラスであり、私達はもっと多くのことを学びたいと思っていると、企業・エネルギー・通信省のハンス・ブレンストローム交通局長は語っています。
昨年、スウェーデン政府は向こう数年間での鉄道網への大規模投資を承認しました。総額は550億スウェーデン・クローナ、日本円にしておよそ8200億円と見込まれています。

この大規模投資には、ヤルナとリンショーピングを結ぶ新しい複線の高速鉄道Ostlänkenの建設が含まれています。建設開始は2017年、運転開始は 2028年の予定です。新路線によって、現在の路線の最も混雑する部分での輸送容量は倍増するでしょう。スウェーデンで3番目に大きなスカブスタ空港との 連絡も改善されることになります。
Ostlänkenは新路線の第一歩で、最終的には国内の2大都市であるストックホルムとヨーテボリを結ぶものとなります。また、増額される国の予算の一 部が、全国の現在の路線の維持改善にも使われます。アンニ・ローフ産業大臣をはじめとする政府全体が「歴史的」ともいえる提案を支援しています。
両国の協力関係における次のステップは、日本代表団によるスウェーデン訪問で、こちらは9月半ばに予定されています。新幹線のような高速鉄道がスウェーデンで実現する日はそう遠くはないでしょう。

スウェーデンの高速鉄道計画は
●西部幹線(ストックホルム~ヨンショッピン~ヨーテボリ)、南部幹線(ストックホルム~ヨンショッピン~マルメ)における高速鉄道新線を整備する。
●第一段階として以下の区間を整備する方針。
①ヤルナ~リンショッピン間(約150km)
2017年着工、2028年完成予定。
②ヨーテボリ~ボロース間(約50km)
2020年着工、2024年完成予定。

路線図だと、緑のライン&赤のラインが建設対象路線(区間)です。第一段階の区間が完成時期が、2024年、2028年
http://www.isatokyo.org/opportunity_sweden/?a=invest/130717
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