▲ちょっとした疑問
大韓帝国期に李東暉という人物がいます。陸軍歩兵参領まで昇進した軍人であり、あの国債報償運動に関してベセルの横領疑惑を指摘した一人なんですが、『朝鮮人物事典』(大和書房)によるとこんな記述になっています。
李東輝[イドンフィ] 1873-1935
独立運動家。社会主義運動の戦先駆者、韓人社会党の創立者。号は誠斎。咸鏡南道端川に生まれ、旧韓国武官学校卒業後、江華島鎮衛隊参領などをつとめながら愛国啓蒙運動に共鳴、西北学会・新民会に参加して新式学校建設に尽力した。一方、1907年韓国軍解散に反対して同志とともに逮捕され、11年には寺内総督暗殺未遂事件に連座した。（後略）
「韓国軍解散時に逮捕された」と書かれていますが、官報によれば、円満退社というか他の将官とともに普通に解職されているんですが…
もし、韓国軍解散に反対して逮捕されていたなら、このような解職ではなく、裁判にかけられ軍籍も剥奪され、その処分内容もも裁判結果も官報に記載されます。しかし韓国軍解散時の抵抗等による裁判の記述を探しても李東暉の名前は出てきません。いったい、どういうことなんでしょうねー？
しゃおこー★勉強中
