相変わらず頓珍漢な前提で，日本の歴史を歪曲し続けるＭ君のスレを台無しにしてやるスレ（笑）。

人口の 80%を越えるように占めた農奴たち＞はい，ここがもう間違い。

下に貼り付けた資料は網野善彦が「日本の歴史をよみなおす（全）」ちくま学芸文庫でとりあげたもので，高校生が使う日本史の教科書「詳説日本史」山川出版社（１９９１年度版）に記載されていたものである。これによると，たしかに人口のおよそ８割を農民が占めていることになるが，それが１５年ほど経過すると，あら不思議！同じ山川出版社の「改訂版日本史Ｂ」（2007年検定2009年発行版）となると，下のカラー資料となる。

上の資料が秋田久保田藩（1849年）であり下のが福岡小倉藩（1622年）なので，地域性や年代の違いによって人口比に若干のばらつきはあるが，大体同じような社会構造を形成していたことがわかる。

1991年度版の「農民」が，2007年度検定版）となると「百姓」となっている。
百姓が農民のみを意味するものではないことは，前スレではっきりと申し上げたところだ。

Ｍ君は日本の教科書の世界でも，このように歴史認識が大きく変化してきたことだけは理解しておいた方がよい。




　　　　　　　　　　                     　　　　　「日本の歴史をよみなおす（全）」232頁


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「改訂版日本史Ｂ」山川出版社（2007年検定版）132頁

それから蛇足ではあるが，日本の人口動態の推移についても，出所の怪しい資料を上げているが，こういうものは揚げ足をとられないように，きちんと出典を提示する癖をつけておいた方がいいと思うよ（笑）



　              「人口から読む日本の歴史」鬼頭宏著　講談社学術文庫


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同書16～17頁より　小山修三による人口推計

日本のことをあれこれ云いたいのであれば，自分に都合のよいところだけをつまみ食いして中傷するだけでは，永遠に莫迦にされ続けるだけだと，いい加減気づきなさい（嗤）。葬儀会社のＨＰの豆知識が間違っているとは云わないが，それを資料とするセンスのアホさ加減には，もう失笑するしかない（苦笑）。

とりいそぎ簡単に最近の学会の常識を紹介しておくが，次回はもう少し詳細な内容でスレを上げようと思う。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　文中敬称略