23日に関西で先行公開された映画「阪急電車」は、阪急電鉄今津線を舞台にオール関西ロケで撮影されたが、近畿日本鉄道なども沿線イメージの向上と 利用客の増加を狙って映画やドラマのロケ地誘致を本格化させ始めた。東日本大震災では、関東や東北での撮影が困難になり、在京テレビ局などからの問い合わ せも増えており、関西沿線が画面に登場する機会が増えそうだ。
近鉄は4月1日に、テレビ局や制作会社の窓口となる専門部署「近鉄ロケーションサービス」を立ち上げた。駅や列車だけでなく、グループのバス会社や宿泊施設、「志摩スペイン村」などのレジャー施設も撮影場所として提供する。
さらにグループのネットワークを活用。弁当の手配や宿泊、警備など、撮影に関するあらゆる手配にも応じ、利便性の面からも売り込みを図る。
同社は平成20年1~3月に放送されたフジテレビのドラマ「鹿男あをによし」で、撮影場所を提供し、撮影用に貸し切り列車も仕立てた。ロケ後、撮影された 観光スポットには放送前の2倍近い人が訪れたといい、近鉄秘書広報部で専門部署新設に携わった福原稔浩さんは「沿線には魅力ある観光地が多い」と、近鉄沿 線の良さをPRしている。
3月11日に発生した東日本大震災では、多くの映画やテレビドラマ、CMの撮影が一時中断を余儀なくされた。風光明媚な場所を走る地方の路線などには、再開できないままの路線も多く、関西の鉄道各社にはロケの問い合わせが殺到しているという。
問い合わせをしているのは、在京のテレビ局や制作会社で、テレビドラマなどのロケ地を求めている。首都圏でのロケと平行して検討しているケースも多いが、 近鉄の福原さんは「結果として首都圏のロケになったとしても、映像素材として近畿の良さをアピールし続けることが大切」と話す。
同様の部署はJR西日本や南海電気鉄道にもある。JR西は平成16年以降、年間200件以上の撮影に対応。17年1月に始めた南海ではこれまでに約200件の撮影に応じてきた。南海では、比較的運転本数が少ない高野線の汐見橋-岸里玉出での撮影が多いという。
23日に関西先行公開となった映画「阪急電車」は、阪急のグループ会社、東宝が製作したことから、阪急阪神ホールディングスのグループ経営企画部が中心と なって撮影に協力した。通常の営業を続けながら撮影するという難しい作業を続けることになったが、無事に公開にこぎ着け、阪急では「映画がきっかけとなっ て、かつて沿線住民だった人にも足を運んでいただければ」と期待している。

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震災により映画のみならず娯楽産業全般が色々厳しいと聞きますが
こんなときだからこそ「本物」は生き残ってほしいと思います。
ところでCMに力入ってた京阪は?(^^;