英語で、「subway」と言えばアメリカ英語であって、イギリス英語だと「underground」と言い、略して「tube」と教えられたこともあるだろう。しかし、ロンドンの地下鉄では、「tube」というのは、「underground」の1形態でしかない(ちなみに、Tokyo Metroとか Seoul Metroという Metroは、フランスからPAKURIした言葉だ。)

写真を見れば、分かるが、断面積の大きいものを「subsurface」と言い、小さいものが「tube」だ。「subsurface」が4路線、「tube」が7路線ある。

これらの最新式の車両は、以下の通り。

tube 2009型電車

subsurface S型電車
「subsurface」にはS型電車とあるように、アルファベット1文字で車種を区別し、「tube」は年式で区別している。そして、これら最新型は、どちらもBombardier製となっている。
特筆すべきことに、このS型電車は、ロンドンの地下鉄にお目見えした最初の冷房車両だ。今まで、ロンドンの地下鉄には、冷房はなく、このS型電車もまだ1路線にしか導入されておらず、ほどんどの路線が冷房車両がない。ロンドンは夏でも涼しく、暑いのは一週間程度だと言われ続け、その期間のためにエアコンを導入するのは経済的でないとされてきた。しかし、最近の地球温暖化の影響からか、順次冷房車両を導入することになったようだ。「暑いときは、次の駅で降りて、休みましょう」というポスターが貼られているという話もある。
ちなみに、S型電車の冷房装置は、三菱電機製である。

むかしは、この地下鉄の中をSLが走っていたというが、現在は電化されている(韓国のようにディーゼル機関車が走っているのも珍しいと思うがw)。電化は、第三軌条ではなく第四軌条で、集電した電力を走行用レールの間に設置した4番目のレールに流す。
当然、郊外へ走る鉄道と相互乗り入れは一切行っておらず、それぞれのターミナルで乗り換えることになる。
ロンドンの地下鉄がこのように相互乗り入れがなく、「tube」と言われる輸送人員の少ない路線が多くあることから、輸送力不足の問題は昔からあったようで、郊外へ走る鉄道との相互乗り入れが可能な新路線が、ようやく出来るようだ。
「Crossrail」と言い、時速160kmの速度で運行する。相互乗り入れを行うことから電化は架線式が採用され、2017年以降に開通する予定になっている。この路線は駅の数が、通常の地下鉄より少なく設定され、駅間が長いのが特徴だ。韓国にもGTXという地下高速鉄道が計画されているが、これのPAKURIかな?
この「Crossrail」の車両は、既に「クラス345電車」という型番が与えられ、車両メーカーの受注合戦が行われている。Alstom, Bombardier, CAF, Hitachi and Siemensあたりが候補であるが、最近、Alstomが脱落したというニュースが流れた。Bombardierが優勢ではという憶測もある。

ICカード乗車券であるが、Oyster Cardと言うものが2003年から発行されている。韓国と同じ方式のカードで、当然、日本とは互換性はない。運賃は紙の乗車券を利用するより安く設定され、ピーク時よりもさらにオフピーク時は安くなっている。

最後に、「tube」の2014年型車両はシーメンスが受注したそうだ。