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エアアジアと提携解消へ LCC事業不振!
ANAホールディングスと格安航空会社(LCC)アジア最大手、エアアジア(マレーシア)がLCC事業の提携を解消する方向で調整していることが10日、分かった。合弁会社エアアジア・ジャパンの業績が低迷し、回復の方向が見いだせないためだ。ANAはエアアジアの合弁会社株すべてを取得し、完全子会社にすることも検討、エアアジアは日本での事業継続を目指し、別の提携先を探す方針だ。
◇成田拠点、知名度低く
合弁会社はANAが51%、エアアジアが49%を出資して設立し昨年8月に就航。現在、国内5路線、国際3路線で運航している。
当初は搭乗率80%を目指しており、旅行シーズンの昨年8月は84%と目標を上回った。しかしシーズンオフには利用が低迷し、今年5月は53%にとどまった。LCCは搭乗率の高さが生命線。ホームページの改善などを進めてきたが、成果は上がらなかった。
ANAは傘下にエアアジア・ジャパンとピーチ・アビエーションのLCC2社を抱えているが、ピーチは搭乗率が平均75%超と好調だ。ピーチが24時間営業の関西国際空港を拠点とし、関西を基盤に知名度を上げて需要の掘り起こしに成功したのに対し、エアアジア・ジャパンは「門限がある成田空港が拠点で、知名度も低い」(航空関係者)ことが不振の要因とされる。
成田は午後11時~翌日午前6時は原則として航空機の離着陸ができず、営業上、大きな制約となっている。限られた航空機を使い回すための欠航もあり、「結果的に利用者の不信感を招いた」(航空関係者)側面がある。LCCはインターネット予約が基本だが、「エアアジアは日本でのブランド力が低く、ネット検索の段階で相当不利」(航空関係者)との指摘もある。
ANAは今後、エアアジア・ジャパンをピーチブランドで運航する可能性もあるが、ピーチは今年中に関西~成田線の開設を目指しており、関西拠点のピーチと成田拠点のエアアジア・ジャパンがつながれば、路線網拡充という強い武器にもなる。
ただ、日本のLCC市場にはすでに6カ国11社が乗り入れている。運賃などの競争激化は必至で「さまざまな再編や戦略強化の動きが加速するだろう」とみる航空関係者が多い。

■News Source
http://mainichi.jp/select/news/m20130611k0000m020045000c.html