鉄道版・都市伝説「見たら幸せになれる」…「ドクターイエロー」「福助電車」「くの一電車」「DJ車掌」
2013.7.17 07:00

鉄道界の都市伝説ナンバー1・「ドクターイエロー」。めったにお目にかかれないレア感と「見たら幸せになれる」との評判がファンをひきつける=新大阪駅(志儀駒貴撮影)
走行している姿を見ると幸せになれるという「ドクターイエロー」と「福助電車」や、有名漫画家がペイントした車両が人気の「くノ一電車」、はたまた車掌の小粋な車内アナウンスが人気の路線…。鉄道業界には都市伝説やユニークな車両、路線独特の名物など、鉄道ファンだけでなく一般の乗客の心を引きつける話題が盛りだくさんだ。「鉄道」は今日もどこかで人々を楽しませている。
(宇都宮想)
レアな「幸せの黄色い電車」
「当ブログはかなりの自信を持っています」
「ほぼ確実に当たります」
ダイヤの予測がインターネット上で白熱しているのは、黄色い車体の保線用車両「ドクターイエロー」。回送電車などの特例を除けば唯一のダイヤ非公開車両で、JR東海とJR西日本が運行している。10日に1回程度、東京-博多間を最高時速270キロで試験走行し、レールのゆがみや電気設備を点検する役目を担っている。
正式名称は「新幹線電気軌道総合試験車」だが“電車のお医者さん”という役割と車両の色からこの愛称がついた。JRは運行日時を公開しておらず、なかなかお目にかかれないレア感と車両の色から、ついたあだ名は「幸せの黄色い電車」。
名作映画「幸せの黄色いハンカチ」(山田洋次監督)をもじったネーミングとともに、「見ると幸せになれる」という都市伝説が全国的に広がった。
ネット上ではここ数年、ドクターイエローの予測ダイヤを公開する鉄道ファンが急増。専門のブログや、ツイッターの目撃情報などをまとめた「確実に出合える方法」というサイトの数は、確認できるだけでも10個以上で、いずれも自信満々の“予測合戦”は熱を帯びるばかりだ。
ファンが非公開のはずのダイヤを予想できるのは、実際に駅に張り込みをして運行状況を確認しているから。中には早朝から深夜まで駅のホームにべったりと張り付いているファンもいるといい、謎に包まれたドクターイエローのベールをはがそうと、並々ならぬ情熱を燃やしている。



グッズはなんと60種類
実際にドクターイエローがホームに姿を現すと、たまたま居合わせた乗客は大歓声を上げ、待ち構えていたファンは一斉に一眼レフのレンズを向ける。
6月20日午後、大阪市淀川区のJR新大阪駅の新幹線ホーム。イエローの車両にブルーのラインが入った電車がホームに入ってくると、偶然居合わせた10人ほどの子供たちは大興奮。「お母さん!黄色い電車がきたよ」。一方、見事ダイヤを“的中”させた鉄道ファンは立て続けにカメラのシャッターを切った。
「縁起物を見られて幸せ。さっそくツイッターに写真と日時を投稿したい」
奈良市の男性会社員(24)は予測サイトで運行情報を知って訪れたといい、「ファンの情報を集めて、いつかドクターイエローのベールを完全にはがしたい」と笑顔で話した。
ファンの情熱はグッズにまで飛び火し、関連商品の売り上げは絶好調。新大阪駅構内のグッズショップ「わくわくステーション」では、ドクターイエローの関連グッズを約60種類販売。車両をモチーフにした靴下や模型が飛ぶように売れており、幸運にあやかろうとするファンは多いという。

人気のドクターイエロー。関連グッズが置かれた店舗には、ミニチュアのドクターイエローも=新大阪駅(志儀駒貴撮影)
「福助電車」も縁起物
同じく、「見ると幸せになれる」と話題になっているのは、堺市と大阪市を結ぶ路面電車の阪堺電気軌道で、福助人形を飾る通称「福助電車」だ。
堺市は、福助人形をモデルにしたマークの商標登録をしている足袋などの老舗メーカー「福助」発祥の地。利用客アップのために始めたが、今ではすっかり縁起物として定着した。
福助電車は同社の上町線と阪堺線で運行。堺市が所蔵する約2千体の福助人形のうち厳選された3体が、降車口近くの天井付近でアクリルケースに入れられて鎮座している。同社の社員には「これに乗った日はパチンコがよく出た」というラッキーパーソンもいるとか。
こちらは運行ダイヤは特に決まっておらず、たまたま乗り合わせた乗客らが「あっ、福助さんだっ」「今日はいいことがありそう」と写真撮影する場面も。出発式では、竹山修身市長が「福をもらいに、ぜひ堺に来て」とPRしていたが、“福助さん効果”はばっちりだ。


阪堺電車が走らせる「福助電車」に飾られている福助人形。この車両に乗り合わせたら幸福が訪れると評判だ
随一の美女が描かれた「くノ一電車」
「大きな顔が迫ってくる」
「あの絵ってもしかしてあの漫画家の…?」
切れ長の目の美女が車体いっぱいに描かれた車両を見た瞬間、誰もが驚きの声を上げるというのが、三重県伊賀市内を走る近鉄伊賀線の「くノ一電車」。
伊賀忍者の里と知られる同市が「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」など多数の名作マンガで知られる漫画家の松本零士氏にデザインを依頼し、多くのマニアが見物に訪れるという人気電車だ。
車体前部には、アニメ界随一の美女といわれる銀河鉄道999のメーテルを思わせる忍者装束姿の美女の顔がアップで描かれているほか、今にも飛んできそうな手裏剣のペイントもあしらわれている。
松本氏が「もともと鉄道が好きな上、飛行機やタンカーなどの塗装に興味があったので、喜んで引き受けた」といい、ゴトンゴトンと「忍びの里」を駆け抜ける姿に、鉄道ファン、松本ファン、忍者ファンの3者が熱い視線を送っている。


「マンガ界随一の美女」銀河鉄道999のメーテルを彷彿とさせる美女が描かれた車体にサインする松本零士氏。「忍者の里」を美女が駆け抜ける、と人気だ
DJ車掌?
人気を博しているのは車体だけではない。鉄道ファンのみならず、一般の乗客からも人気を集めているのが小田急電鉄小田原線の車掌だ。
ネット上には「小田急線の粋な車掌アナウンスまとめ」というサイトが開設されているほか、動画投稿サイト「ユーチューブ」にはアナウンスが流れる車内を撮影してアップロードする乗客もいる。
通常、車掌のアナウンスは駅名を告げるものなど業務的な内容がほとんどだが、サイトを覗くと車掌のアナウンスは既存のイメージとは一線を画している。
春には、
「新年度の始まりです。皆さまが幸せな一年になりますよう願っております」
「間もなく桜並木が見えてまいります。もしよろしければお楽しみください」
多くの乗客が仕事を終えてお疲れの夜には、
「進行方向右手に月が綺麗に見えています。降りましたら空を見上げてみたらいかがでしょうか?」
「今日も1日お疲れ様でした。よい週末をお過ごし下さい」
ネットに投稿した乗客らは「今日も小田急線の車掌さんに癒やされた」「すっごく優しい声だった。車掌さんもお仕事中で疲れているのにうれしい」などと大絶賛。サッカー日本代表がワールドカップ(W杯)出場を決めた6月上旬、東京・渋谷で巧みなアナウンスでサポーターらを誘導した機動隊員が「DJポリス」と呼ばれ、警視総監賞を受けたが、勝るとも劣らぬ人気ぶりだ。
小田急電鉄の担当者は「車内アナウンスは車掌の判断に任せている。お手紙や電話でお客さまにお褒めの言葉を頂くこともあり、大変うれしいです。単なる移動の手段ではなく、お客さまの心をホッとさせられる電車運行ができれば」と話している。

小田急電鉄の最新鋭の特急用電車、MSE。地下鉄に乗り入れるため、車両前面に非常用出口の扉がある=伊勢原駅

観光シーズンともなると、小田急と箱根登山鉄道はこの混雑ぶりだ
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130717/wlf13071707010000-n1.htm
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鉄道不毛の韓国にもこんな名物列車があったりするのかしら。
( ´・ω・)b
誰も乗れない貨物列車に変な広告を載せる意味不明な試みはあった様だけど。
( ´・д・)p
旅客の乗る電車に広告を貼るラッピングトレインと違って、
これは本当に意味が分からなかったなぁ。
( ´・д・)b
~ 以上 ~
