またペテン。

ああ、ペテン。っていうか、また嘘。


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【引用はじめ】

「法隆寺のエンタシスは、韓国建築でよく見られるものです。　韓国から技術者を読んで寺院を建てていた飛鳥時代に韓国から教わったものと考えることに何の無理もありません。さらに仮説を伸ばして、その韓国のエンタシスが中国から伝わったかもしれない、という辺りまではまだ分かります。」

【引用終わり】

ここで「韓国で良く見られる」→「韓国の技術者が持ってきた」→「韓国から伝わった」という論理を構築しています。

そして，中国については「仮説としてなら、中国から伝わったかもしれない」と「証拠なしの」扱いでございます。



さて、調べてみました中国の『エンタシス』

エンタシス、というか、上下が窄まった形の柱を中国語で「梭柱」と申します。この建築様式は六朝から宋の時代までの官式建築に見られる形式で、中国では何度か流行と衰退を繰り返し、宋の後半あたりで流行が途絶えます。この後、梭柱は明の半ば頃まで南方の民家などに一部残っていたことが解っています。


六朝、聞き覚えのある方もおられるかと。

ええ、「六朝様式」。飛鳥時代に日本に伝わった仏教建築、仏教美術の様式でございます。

この「六朝様式」の特徴の一つが「梭柱」。韓国起源でも百済の技術でもなんでもありません。もろに、「中国式」建築技法でございますｗ


なるほど、法隆寺に伝わる「六朝様式」が、中国に起源を持つというのは「仮説を伸ばして」「中国から伝わったものかもしれない」という性質のものですか？

ええ、６世紀から７世紀の百済ですか？以前のスレでも

中大通六年大同七年累遣使獻方物並請湼槃等經義毛詩博士并工匠畫師等並給之《南史／列傳　凡七十卷／卷七十九　列傳第六十九／夷貊下／東夷／百濟》
５４１年ねえ・・・

志癸嶋天皇御世戊午年十月十二日百済國主明王始奉度佛像經敎并僧等勅授蘇我稲目宿祢大臣令興隆也《上宮聖徳法王帝説》
５３８年ねえ・・・


冬十月百濟聖明王更名聖王遣西部姬氏達率怒唎斯致契等獻釋迦佛金銅像一軀幡蓋若干經論若干卷《日本書紀 巻第十九 欽明天皇紀》
５５２年ねえ・・・



元年春三月、立大伴糠手連女小手子爲妃。是生蜂子皇子與錦代皇女。是歲、百濟國遣使幷僧惠總・令斤・惠寔等、獻佛舍利。百濟國遣恩率首信・德率蓋文・那率福富味身等、進調幷獻佛舍利、僧聆照律師・令威・惠衆・惠宿・道嚴・令開等、寺工太良未太・文賈古子・鑪盤博士將德白昧淳、瓦博士麻奈文奴・陽貴文・㥄貴文・昔麻帝彌、畫工白加。蘇我馬子宿禰、請百濟僧等、問受戒之法。以善信尼等、付百濟國使恩率首信等、發遣學問。壤飛鳥衣縫造祖樹葉之家、始作法興寺。此地名飛鳥眞神原。亦名飛鳥苫田。是年也、太歲戊申。《日本書紀 巻第二十一 用明天皇～崇峻天皇》
５８７年ねえ・・・




百済は、中国の南朝に繰り返し朝貢して手に入れた仏教の経典や技術を、ほとんどタイムラグがない状態で日本に提供しているわけ。

インド～日本に仏教か伝わるイメージ


インド　「ほいパス！」インド→中国


中国　ドリブル　ドリブル・・・

「ほいパス！」中国→百済



「ほら！早くパスしろ！」
「えっ？う・・・うん」
百済→日本


日本
ドリブル　ドリブル・・・


こんな感じ（ ´Ｈ｀）y-~~　実際。マジで。



このように紹介したとおり、当時の百済は、「中国でできたての仏教をそのままあなたに！３０分以上かかったら次回は無料！」みたいな状態です。ええ、「百済人が持って来たもの」は、必ずしも「百済人のもの」ではないわけです。

「梭柱」に関する中国の影響を矮小化し、「韓国の文化であり、中国から伝わった可能性は「仮説」として認める」などという主張は、

そのまま、あなたに！







おっ、できたて！