
日の沈んだ東京駅に、また電車が入ってくる。

17時台から19時台の間、東海道新幹線も他の在来線と同様に本数が増える。
1時間に10本以上、最大時には1時間に14本もの電車が東京駅を発車する。

14・15番線から10分おきに「のぞみ」が発車している間、18・19番線からも「のぞみ」が発車している。
東京での出張を終えて、名古屋や大阪へ帰る人々が「のぞみ」に飲みこまれていく。

その頃、16・17番線では「こだま」や「ひかり」を待つ人の列ができる。
「こだま」や「ひかり」は出張帰りの人だけでなく、小田原や三島へ帰宅する人も利用するので更に混雑する。

ある日、東京駅17:56発の「こだま677号」に700系C1編成が就いていた。

乗務員室の扉に貼られた編成番号。

C1編成は量産先行車なので9000番台を名乗っている。

平成9(1997)年に川崎重工業で製造されたことを表す銘板。

*1:各年末における編成数。
*2:括弧内は16両の編成の数。
*3:KTXは参考値。
今ではC1編成を含め、全ての700系が「のぞみ」以外にも。「こだま」や「ひかり」として使われている。
このまま行けば、2011年末には700系は「のぞみ」から退く。

発車間際まで、スーツ姿の人々が次から次へと車内に入っていく。

量産車と微妙に異なる顔の700系は定刻通り、名古屋へ向けて発車して行った。
終電にはまだ約5時間、40本近くある。