リニア誘致へ検討委
府と京都市 京都ルート提言

リニア中央新幹線の京都ルート実現を目指し、京都府と京都市は16日、有識者による検討委員会を近く設置すると発表した。未定となっている名古屋−大阪間のルートについて、検討委員会で京都を通る必要性を打ち出し、提言をまとめて国やJRに実現を働きかける。
「明日の京都の高速鉄道検討委員会」で、経済界や利用者代表、交通工学の専門家ら9人で構成。23日に京都市内で初会合を開き、計3回程度の話し合いを通して9月末をめどに意見をまとめる。
リニア中央新幹線(東京−大阪)はJR東海が2045年の全線開業を目指している。名古屋−大阪間のルートは未定だが、基本計画で経過地は「奈良市付近」となっているため、三重、奈良を通って大阪へ達するルートが有力視されている。
今年2月から、国土交通省の交通政策審議会小委員会が名古屋−大阪間のルート策定に向け審議を始め、秋以降に中間とりまとめをする予定。京都の検討委員会では、その時期までに提言を国交省やJR東海に提出し、京都の存在感をアピールしたい意向だ。
また検討委員会では関西空港へのアクセス改善も話し合う。現在は特急「はるか」で約1時間15分、高速バスで約1時間25分の所要時間を、1時間以内に短縮する方策を検討する。
府交通政策課は「リニアが現在の新幹線の代替となるなら、乗降客数でみれば新大阪駅の約2分の1にもなる京都駅を無視する訳にはいかないはずだ」と訴えている。
