
フランスのヘリコプターメーカー・ユーロコプターが、神戸市の神戸空港島に整備場と訓練施設を設置する計画を進めていることが8日わかった。2012年ごろの稼働を目指して数十億円を投資し、格納庫などを建設する方針で、同社は新施設を日本国内で初の本格的な事業拠点と位置づけている。将来的な増設も視野に入れている。
関係者によると、整備場では点検・修理のほか、輸入したヘリの組み立て作業も行う方針。訓練施設には運航のシミュレーター機器を備え、安全操縦の研修・教育ができるようにする。
将来はヘリ開発や北東アジアの整備拠点として位置付け、大規模な災害時の防災拠点としても使えるよう配慮する。大阪(伊丹)空港にある同社グループの整備場も神戸空港へ移転することで調整している。今秋にも発表する見通しだ。
神戸市には川崎重工業や三菱重工業などの大手メーカーが立地しているほか、関西の経済規模や大学の集積などをユーロコプター側が重視して決めたとみられる。神戸空港には大規模な造成地があって拡張が可能なことも決め手になったという。
神戸空港島には航空専門学校や結婚式場などが進出しているが、市が用意した約37ヘクタールの分譲地のうち処分できたのは5ヘクタールのみで、広大な用地の利用方法が大きな課題となっていた。
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