
新大阪-鹿児島2万1300円 九州新幹線 最速みずほ300円加算
JR九州は10日、来年3月12日に全線開業する九州新幹線鹿児島ルートの普通運賃と特急料金を国土交通省に申請した。直通運転する新大阪-鹿児島中央間の「さくら」は2万1300円(「みずほ」と「のぞみ」は300円増)で、競争力確保を狙って、航空機の2万6800円より5千円程度安く設定した。同日朝、JR九州の唐池恒二社長が九州運輸局(福岡市博多区)を訪れ、玉木良知局長に申請書を手渡した。
申請では、博多-鹿児島中央が1万170円。東海道、山陽、九州新幹線を乗り継ぐ東京-鹿児島中央間は2万9050円(同600円増)となり、航空機の3万9千円と1万円差となった。
会見した唐池社長は「山陽新幹線との相互運転では航空機を意識した。現行から約1時間の時間短縮となる鹿児島中央-新大阪間は、300円の値上げでしかない」と語った。
また、「認可されれば、さらに競争力のある割引制度を届け出たい」と、“早割”などを導入し、航空機との顧客獲得競争でより優位に立つ狙いを話した。
全線開業後は、新大阪-鹿児島中央を3時間45分で結ぶ最速列車「みずほ」を朝夕計4往復、その他の時間帯では1時間に1本程度「さくら」で同区間を直通運転する。
このほか、九州内発着の「さくら」「つばめ」を運行する。
一方、JR内では「航空機との勝負は、割引切符で」という声が上がっており、新大阪-鹿児島中央間で片道2万円を切る割引制度導入を検討している。
九州新幹線は新八代(熊本県八代市)-鹿児島中央間(約127キロ)が平成16年3月に先行開業。現在、来年3月12日の博多-新八代間(約130キロ)の開業に向けて、訓練運転が進んでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101210-00000534-san-bus_all