故障で停車、熱と悪臭こもり気を失う乗客も…北京・上海高速鉄道
北京と上海を結ぶ「京滬高速鉄路」で25日午後5時半ごろ、電力供給施設が故障を起こし、列車20本以上が運行できなくなった。車内では空調が維持できなくなり、温度が上昇して悪臭が充満した。気を失った乗客が出たとの報告もある。中国新聞社が報じた。
安徽省内の電力供給施設に故障が発生し、列車20本以上が止まった。「後続列車に追突されるのではないか」と不安がる乗客も多かったという。上海虹橋駅発・北京南駅行きのG20列車に乗っていた乗客によると、空調が止まって温度が上昇したため、汗が止まらない状態になった。車内は密閉された缶詰のようになり、耐えられないほどの悪臭が充満したという。多くの乗客が怒りをあらわにした。
杭州(浙江省)発・天津西駅行きのG44列車の乗客によると、列車は午後5時37分に動かなくなった。午後6時ごろ、乗務員が「空調も動かせなくなった」と説明し、外に出られないよう防護網をとりつけた上で、列車のドアを開けた。
しかし車内温度は上昇し、午後7時半ごろに50代に見える男性乗客が気を失った。床に横たえられたが、顔面は蒼白(そうはく)で呼吸も乱れていた。医師を名乗る別の乗客男性が応急処置をして、約10分後に意識を取り戻した。
乗務員は午後8時ごろ、「照明も維持できなくなった」といい、スイッチを切った。車内は真っ暗になった。午後9時ごろになり電力供給が復旧し、約15分後に列車は動き始めたという。
各列に3時間以上の遅れが出た。鉄道部門は乗客に迷惑をかけたとわび、「故障の原因は調査中」と説明した。(編集担当:如月隼人)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0726&f=national_0726_142.shtml
※なんだか故障の程度がひどくなっている気がする・・・。
**********************************
本当のところ、有人ロケットや飛行機、原子力潜水艦、原子爆弾などとテクニカルな工業技術を持つ中国ですから、初期に幾らか混乱はあるものの高速鉄道も自己技術として安定させてしまうかと思ってました。
でも考えてみると、高速鉄道は自動車やロケットなどと違い、作って終わりではなく、使用する限り高度な維持管理が必要な技術体系です。
もしかしから中国にとってある意味初めての 維持管理を証明し続けなくてはならない事態 なのかもしれません。
つまり、こんなに手間や費用がかかるとは思わなかった、ということなのかも。
予定では、施設は必要な分だけ用意すればよく、車両もこれまでの経験から故障はあっても走り続けるものだと甘く考えていたのかもしれません。
安全の為の設備やシステム、保守管理は今まで中国が推進してきた[成果]にとっては足を引っ張るコスト以外の何ものでもないですからね。
設備は必要量を満たせば良いので、余裕能力や予備システムなどは過剰な無駄なのであり、技術不足・無能を示すものと嫌悪される発想だったのかも。
となると、現在のシステムは余裕の無い一発勝負の物であり、どこが危険なのか担当者も判らないかもしれませんね。なにしろ元々全部に可能性があるということなんだから。
かなり悲観的な推論ですが、こうも性懲りも無く(現場は必死で対応をしてるに違いないのに)次から次へとトラブルが発生しているのを見ると、元々全部が華奢だったと思えてくるんですよ。
もしかしたら本当に再度の事故が発生するかもしれません。

最新車両に乗った高揚感が無く、気だるい感じの雰囲気が今の状況を表してますね。
右上の日本語には[救出より復旧優先か。人命軽視に怒り爆発]と書いてあります。
.jpg)
予定してた、こんな優雅な状況じゃ無くなりましたね。