2012/4/6 6:02
九州旅客鉄道(JR九州)は5日、2012年度からの5カ年の中期経営計画を発表、最終年度となる16年度までに株式上場を実現させる目標を掲げた。博多駅の新駅ビルの開業などで稼ぐ力は高まっている。ただ、本業の鉄道事業で公共交通機関の役割を担う同社が不採算路線から次々と撤退するのは難しい。赤字続きの同事業は14年度以降に黒字転換を見込むが、国が支出した経営安定基金の運用益頼みの経営は今後も続きそうだ。
中期経営計画では、16年度の連結売上高は11年度見込み比12%増の3700億円、営業利益は約2.5倍の250億円を目標に据えた。鉄道事業の売り上げは伸び悩むものの、駅ビル開発など非鉄道事業は20%増の2200億円以上を見込んでおり、全売上高の6割以上を占めるとみている。
鉄道事業は旧国鉄が分割・民営化され、JR九州が株式会社となった後、営業黒字になったことは一度もない。5日、記者会見した唐池恒二社長は「3年、ないしは5年後には黒字化させたい」と収益改善に自信を示した。11年度にピークを迎えた新幹線車両などの減価償却費が年々負担が軽くなるほか、定年退職者の増加で人件費も減る。
一方で、公共交通を手掛ける同社が不採算路線から相次ぎ撤退するのは難しいという事情もあり「鉄道事業の黒字はぎりぎり(の水面上)で、きわどい」(唐池社長)。そのため、国の経営安定基金3877億円の運用益を上乗せして一定の経常利益を確保する経営が続くのは必至だ。
安定基金と運用益について唐池社長は「上場後も当然必要」と語る一方、「上場後、基金に甘えて収支改善を怠ることはない」と強調した。
鉄道事業の伸び悩みを補うため、JR新大分駅の新駅ビル建設など沿線の都市開発を強化する。
多角化の一環として大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業に参入する方針も明らかにした。九州南部に出力2000キロワット規模で建設する計画で、早ければ今年度内にも発電する。
今後も新規事業への進出を検討するほか、ドラッグストア事業などでのM&A(合併・買収)も積極的に進め、事業の裾野を広げる考えだ。
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819891E2E7E2E19A8DE2E7E2E6E0E2E3E09E8AE2E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E5E2
連結だとJR西日本の1/5規模、鉄道部門だけだと1/10といったところですかね?なかなか厳しいものがありますねえ



