
JR四国、主要路線の高速化検討
四国旅客鉄道(JR四国)は17日、2012~16年度の中期経営計画を発表した。利用者確保に向け四国内の鉄道の高速化に向けた調査に着手するほか、在来線の本数などを抜本的に見直す。支給が決まっている国の支援金を活用して安全対策に積極投資する。一方で競合する高速道路の値下げなど影響を織り込めていないリスク要因も多く、不透明感も残る。
計画では新しいビジネスモデルとして高速化を打ち出した。4県の主要都市間の鉄道高速化に向けて、事業化の検討に着手する。現在は今治経由で遠回りとなっている高松―松山間の直線化などを検討、所要時間の短縮を目指すとみられる。国の計画として残る四国の新幹線網の整備についても実現を模索する。
一方で在来線を中心に便数などダイヤについて、四国の人口減の状況に合わせて見直す方針。これまでは編成両数を減らしてきており、本数についてはほぼ横ばいを維持してきたが、新計画の下では一部路線の便数が減少となるもようだ。
また、今回はJR四国として初めて「中期安全推進計画」を作った。
これまでも単年度では計画を作ってきたが、より長期計画にすることで「『安全』をJR四国の企業風土にしたい」(泉雅文社長)としている。 4月12日から13日にかけては、瀬戸大橋線で列車が緊急停車したことを想定して乗客を宇多津駅まで運ぶ訓練を実施した。死傷者が出ないようにする安全対策と併せ、緊急時の対応力を高めることで利用者の安心感を高めていく方針だ。
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C889DE6E2E6EBE4EAEAE2E3E5E2E6E0E2E3E09E93E2E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4EB 