
東京大学駒場キャンパスの目と鼻の先にある駒場東大前駅から「京王井の頭線」に乗ります。【各駅停車】渋谷行きの1706F。お目当ての編成が運用に入っていなければ、渋谷へ行くことにしていました。
しかし、その編成が運用に入っていることを確認したので、渋谷行きには乗らず、吉祥寺行きに乗ることにしました。

お目当ての編成の1本前の【各駅停車】吉祥寺行きに乗ります。1709Fでした。なお、駒場東大前駅に【急行】は停まりません。
京王井の頭線は、日本の鉄道としては一般的な1067mmゲージ(狭軌)の路線ですが、現在は相互直通運転を行っておらず、全線走破にかかる時間も最短16分というだけあって、地道に待てば特定の編成が運用に入っているかどうかを確認できます。

こうしたことから、京王井の頭線は、関東の民鉄路線としては最も早く、1984年に全車両冷房完備を達成。そして、2011年末に全車両回生ブレーキ付きVVVFインバータ制御化・全車両20m4ドア車両化を達成しました。
全車両が省エネ車両の「1000系」に切り替わったことから、京王電鉄では『Green Happiness 井の頭線』として、駅の省エネ・発電・節水の推進、沿線の緑化にも力を入れることにしています。

さて、東松原でホームに降り、お目当ての編成を撮影することにします。それが、この1729Fです。2009年度導入の1000系ですが、このたび小規模なリニューアル工事を受けました。
とりわけ目立つのが、そのラインカラー。なんと、レインボーカラーのラッピングになったのです。京王電鉄によると、このラッピングは最低でも1年間続く予定です。

ちなみに、以前の1029Fは最後の3000系である3728Fと同じ「ブルーグリーン」でした。
元々、井の頭線では全29編成のうち、ブルーグリーンの編成だけ1編成多く、5編成あったので、これで通常塗装は4編成ずつの体制になりました。

このレインボーカラーの1000系は、外観だけでなく、車内も更新されています。
まずは液晶ディスプレイが左側にも追加され、テレビ東京制作の『空から京王沿線を見てみよう』や日立製作所の鉄道事業CMなどが放映されるようになりました。また、照明が全てLEDに変わり、蛍光灯に比べ35%の消費電力削減を達成しています。

再び外観の話をすると、レインボーカラーになっただけでなく、沿線の名所や魅力をイラスト化したステッカーが貼られています。
1号車は「さくら」、2号車は「あじさい」、3号車は「神田川」、4号車は「井の頭公園」、5号車は「ハチ公」です。

高井戸で再びホームに降ります。このフルカラーLED行先表示器は、2009年度の導入時から設置されています。

折り返しは【急行】渋谷行きの1729Fを撮影。この後は、井の頭公園に向かいます。

井の頭公園駅で下車。2008年に、改築工事が竣工し駅舎が新しくなりました。さらに最近、旅客案内ディスプレイや花壇が設置され、より近代的な駅に生まれ変わりました。ただ、それでも【急行】は停まりません。
今回、東京都立井の頭恩賜公園にやって来たのは、上野恩賜公園や日比谷公園と同じく、ここで東京都など主催の第29回全国都市緑化フェアTOKYO『TOKYO GREEN 2012』が開催されているからです。
ちなみに、以前の駅舎は、日本生命のCMやTBSドラマ『高校教師』に登場していました。京王電鉄は、沿線でのドラマ・映画・CM撮影を積極的に受け入れる鉄道会社として知られています。

井の頭公園の中を歩いていきます。

乗ったカップルは別れるとか別れないとかいうボートをよそに、三鷹市側にある最近拡張されたエリアへと歩いていきます。
井の頭公園は園内が武蔵野市と三鷹市にまたがっており、アジアゾウの「はな子」がいる井の頭自然文化園本園の辺りは武蔵野市、三鷹の森ジブリ美術館の辺りは三鷹市に属しています。

環境が良く子育てしやすい地域ですし、渋谷や新宿まで電車で1本、15-20分ほどなので人気があります。ただ、前首相の菅直人や、漫画家の楳図かずおが住んでいる地域としても有名です。

井の頭公園の新しいエリアに到着。老若男女、いろんな人がいます。

この蝶は、ツマグロヒョウモンですね。

一面に咲き誇るコスモス。

マリーゴールドと機関車の模型。ここは、色々とテーマを決めて、農業・造園の学校・団体が庭を作っている「コラボレートガーデンゾーン」です。東京都都市整備局の作品。

これは東京農業大学の作品だったような。何故だか、全景の画像がほとんど無く、申し訳ないです。

子どもが遊べる「キッズビレッジゾーン」。

季節は夏から秋へ・・・花だけでなく、いろいろ実っていました。もっとも、作品なので獲って食べることはできません。

アキアカネ・・・かもしれませんが、細かく見ないと何とも言えない赤とんぼです。

緑が多いと気持ちがいいですね。

この辺は「テーマガーデンゾーン」で、いわゆる庭園のような造りになっていました。
鉄道と関係無いように思われますが、このフェアの提唱者は国土交通省で、東日本旅客鉄道(JR東日本)・小田急電鉄・京王電鉄・首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)・西武鉄道・多摩都市モノレール・東京地下鉄(東京メトロ)・ゆりかもめの各鉄道会社が協賛、さらに石勝エクステリア(東急グループ)・京成バラ園芸・京阪園芸・西武造園の各鉄道系造園会社も協賛しています。
この第29回全国都市緑化フェアTOKYOは、10月28日まで東京都内6会場で開催されています。