ジョナン運輸相ら複数の政権幹部が25日までに日本経済新聞の取材に計画を認めた。主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の拡大会合に出席するため訪日するジョコ大統領が安倍晋三首相に計画を説明する方針という。インドネシア側は年内にも契約をまとめたい考えで、2017年着工、19年までの完成をめざす。
東海道・山陽新幹線の東京―岡山間に匹敵する距離の大型事業となる。すでにある国鉄路線を活用する方式で、踏切をなくすほか、信号など制御システムを更新し、最高速度を現在の時速約70キロから同150キロ程度に上げる。高速・省エネ化のために車両の改修や新造も検討事項に挙がる。
日本は20年までにインフラ輸出額を10年比で3倍の30兆円にする目標を掲げ、アジアでの質の高いインフラ投資を重視している。インドネシア側には遅れ気味だったジョコ政権のインフラ開発を前進させる狙いがあり、日本の高い工程管理能力などに期待している。ジャワ島横断鉄道が完成すれば、ジョコ政権が19年までに計画する約3200キロメートルの鉄道建設のうち約4分の1が完了する。
両国は西ジャワ州パティンバンの大型港湾、中部ジャワ州バタンの火力発電所の建設でも協力を加速する。日本はユドヨノ前政権とジャカルタ―バンドン間(約140キロメートル)を結ぶ新幹線方式の高速鉄道建設を計画していたが、ジョコ政権下で中国との受注競争に敗れた経緯がある。
こんな難しい鉄道工事は日本でなければ出来ないね。