H3ロケット10号機打上げの瞬間 火星衛星探査機(MMX)を分離 / ニコ生コメント付き 2026年10月20日
Blastoff! Japan launches MMX mission to Mars" moon Phobos
日本の主力大型ロケット「H3」10号機が20日午前4時41分3秒、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、1時間11分後、火星衛星探査機「MMX」を予定軌道に投入して打ち上げは成功した。MMXは令和13年に地球へと帰還し、世界初となる火星の衛星からの試料回収を目指す。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、MMXは高さ5.3メートル、太陽電池パネルを展開後の横幅は9メートルで、重さは約4.5トン。開発費は553億円だった。
来年8月ごろに火星を周回する軌道に投入され、約3年間かけて火星および火星の衛星「フォボス」と「ダイモス」を探査する。特にフォボスには2回着陸して砂などの試料を採取するほか、仏独が共同開発した小型探査車で地表を詳細に調べる。
(2030年)12年秋に火星周回軌道から離脱し、(2031年)13年夏には地球に帰還。試料入りのカプセルを機体から分離して大気圏に投下し、豪州で回収する。
H3は2回連続の打ち上げ成功で、成功率は80%に上昇した。10号機は全長約63メートルで、主エンジン2基、固体ロケットブースター4基を組み合わせた国産ロケットとしては最も強力な「24形態」を採用。MMXが地球の重力を振り切って火星に向かえるように、H3による打ち上げとしては最も速い秒速11.15キロまで加速した。
MMX Martian Moons eXploration mission movie