
【画像:「スーパーおおぞら」に使用されるキハ283系気動車(Wikipediaより)】
27日午後10時ごろ、北海道占冠村のJR石勝線で、釧路発札幌行の特急「スーパーおおぞら14号」(6両編成)の後方3両から白煙が出た後、トンネル内で緊急停止し、自力走行できなくなった。JR北海道や北海道警によると、列車には乗客・乗員が245人乗っていたが、全員が歩いてトンネル外に脱出し、安全な場所に避難した。
富良野消防署占冠支署によると、このうち39人が煙を吸って富良野市や帯広市の病院に搬送され、一酸化炭素中毒の症状を訴えたりやけどをしたりしているものの、全員軽症だという。無事だった200人を超える乗客については、JR北海道が用意したバス6台で占冠村のコミュニティプラザなどに移動した。また、消防隊員がトンネル内に入って、念のために取り残された乗客がいないか確認したが、逃げ遅れた人はいなかったという。
現場は、占冠駅-新夕張駅間にある全長685mの「第1ニニウトンネル」で、後方3両が焼けたことで、トンネルからは7時間近く煙が出ていたが、現在は収束している。現地からは、「何かとぶつかるような音が聞こえた後に火が出た」「線路上の跡から脱線したとみられる」などの情報が多数入ってきており、緊急停止の直前に動物と衝突したのではないかという話も出ているという。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110528/t10013166911000.html

北海道はこのスケールだから大型動物とぶつからない方が不思議だけど、本州のように肉食獣の糞から作った薬剤などは撒いてないのかね?撒いてもクマなら効果無しなのかな?
以下、追記

【画像:全焼した「スーパーおおぞら14号」の最後尾1号車(JR北海道公表)】
北海道占冠村のJR石勝線で起きたディーゼル特急「スーパーおおぞら14号」の事故で、JR北海道は28日、車両のエンジンから台車に動力を伝える「推進軸」と呼ばれる部品が、停止した車両最後尾の約2km手前から脱落したり引き摺られたりしていたことを明らかにした。また、コンクリート製枕木に残った脱線跡は、約890m手前から続いていた。
推進軸の部品が落ちていたのは先頭から後ろから3両目の3号車のものだという。部品の一部が線路上に次々と落ちた結果、車輪と接触し脱線につながった可能性があるというが、落下原因はわかっていない。推進軸は、「推進軸継手部」、「推進軸外筒」、「減速機入力軸」の三段構成で、継手部と外筒は約1.5km手前で完全に脱落、減速機入力軸は引き摺られる形で3号車の下部についたままだったという。また、脱線していたのは後ろから2両目の2号車だという。JR北海道によると、事故車両は1998年製で、3日前の25日に詳細な検査を行ったが異常は無かったという。また、事故当時は120km/hで走行しており、規定の制限速度125km/hは守られていたという。
国土交通省北海道運輸局は28日、JR北海道の中島尚俊社長に対して警告文書を手渡し、原因究明と避難誘導の検証、再発防止策の検討などを要請した。また、道警は業務上過失致傷の疑いで立件するかどうかの検討を始めるため、近くJR北海道を家宅捜索し、車両の点検記録などを押収する方針。JR北海道鉄道事業本部長の一條昌幸専務は、乗客全員が車外に出るまで約1時間半かかったことや病院に搬送される人が相次いだことから避難誘導の不備や甚大な被害を出したことを認め、謝罪した。
現在、トンネル付近では運輸安全委員会の鉄道事故調査官や北海道警の捜査官、JR北海道の関係者が現場検証を行っている。また、JR石勝線はバスでの代行輸送を実施し、特急「スーパーとかち」と特急「スーパーおおぞら」については当面運休する。