
「人が逆さまに」乗客が恐怖語る…スイス事故
【マルティニー(スイス南部)=平本秀樹】「同じ車両にいた日本人乗客が逆さまになっていた」――。日本人観光客1人が死亡、多数が負傷したスイス南部 バレー州フィーシュでの「氷河特急」の脱線事故。負傷して同州マルティニーの病院に搬送された日本人乗客が、事故の生々しい様子を語った。この病院に運ばれたのはJTBのツアーに参加した3人で、氷河特急の最後尾の客車の後方に座っていて軽傷を負った。
長野県の80代男性は、「橋を渡る直前、各座席のテーブルに置かれたコーヒーカップが突然、横に動き出した。最初は急カーブだろうと思っていたら、カッ プはそのまま下に落ち、周りの乗客の重そうなトランクも飛んできたので あわててテーブルの下に隠れた」と発生時の様子を語った。その後、「車両は傾いて最 後は完全に天地逆になった。2~3分後に、地元の住民が窓ガラスを割り、救出してくれた」と振り返る。
男性によると、「同じ車両の前方が一番損傷が激し かった。別の日本人団体旅行客が乗っていたが、つぶれた車両に挟まって逆さまになった人など重傷者が多く、担架で運ばれていた」という。
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