「歩ける線路」赤川鉄橋、歩道閉鎖へ 惜しむ声広がる
2013.01.20
撮影場所 大阪市東淀川区,旭区,都島区境 淀川

赤川鉄橋を通過する貨物列車と歩行者(2008年2月、木戸照博撮影)
大阪市東淀川区と同市旭区、都島区境の間の淀川にかかるJR城東貨物線(おおさか東線)の通称「赤川鉄橋」の歩道が、旅客営業に向けた線路複線化のため今秋に閉鎖されることになった。
「歩道のある鉄橋」「人と電車が渡る橋」として鉄道ファンや地元住民らに親しまれ、NHKの連続テレビ小説のロケ地としても利用されてきた趣のある場所だけに、関係者らを寂しがらせている。
■ 複線仕様の片側を“改造”
鉄橋の正式名称は「淀川橋梁(きょうりょう)」。長さ約600メートル。昭和4年、当時の国鉄片町線貨物支線が吹田駅(吹田市)まで延伸・開通した際に架けられた。複線仕様だったが、当初から単線の営業で片側は線路が設置されなかったため、大阪市が借り受けて歩道を設けた。

「秋に歩道閉鎖」のお知らせの看板(左端)が立った赤川鉄橋 =大阪市東淀川区(2013年1月8日、木戸照博撮影)

赤川鉄橋 =大阪市東淀川区(2013年1月8日、木戸照博撮影)

赤川鉄橋を通過する貨物列車と歩行者(2008年2月、木戸照博撮影)
歩道の名称は「市道赤川仮橋」。幅1.8メートル。安全柵を付け、木を敷き詰めて整備した。開通後は、両岸の住民が生活道路として、またサイクリングロードとして利用。「電車と人が渡る橋」として知られたことから、貨物列車と歩行者を一緒に収めるなどの写真を撮影しようと、鉄道ファンらが集まるスポットにもなっている。
さらに、NHK連続テレビ小説で、平成10年秋~11年春に放送された「やんちゃくれ」、14年秋~15年春の「まんてん」のロケ地にもなった。こうした経緯もあって地元住民らの愛着は高まる一方だ。
■ 整備される「おおさか東線」
閉鎖される要因は、おおさか東線の複線化だ。
同線は、大阪府東部を南北に走る城東貨物線を改良して整備する。久宝寺(八尾市)-新大阪(大阪市淀川区)間20.3キロのうち、平成20年に、久宝寺-放出(はなてん)(大阪市鶴見区)間9.2キロが開通した。
当初予定より工事が大幅に遅れている放出-新大阪間11.1キロも、30年度開業を目指して整備が進んでおり、その途中にある赤川鉄橋も今秋から複線化工事に入ることになった。もともと複線仕様になっていることから、歩道のスペースに線路をもう1本設置する計画。これによって「人と電車が渡る鉄橋」ではなくなるのだ。
■ 「80数年間にわたり…」
鉄橋の両側には、大阪市建設局と、おおさか東線を建設する第三セクター「大阪外環状鉄道会社」の連名で、歩道の閉鎖を知らせる看板が設置されている。
「赤川仮橋は80数年間にわたり皆様にご利用いただきましたが、『おおさか東線』整備のため、平成25年秋頃に閉鎖となります…」。看板にはこう記され、利用者に対し、閉鎖後は約1キロ上流の菅原城北大橋の利用を呼びかけている。
地元住民らによると、歩道の床部分は数年前に木製から鉄製に敷きかえられ、以前より歩きやすくなったと好評だったという。それなのに、今回の寂しい知らせ…。通りかかった住民らは、看板を見てびっくり。旭区に住む主婦は「東淀川区への用事が多くて、毎日のように利用している。迂回するのは大変ですね」と残念そうだった。
(写真と文 木戸照博)

赤川鉄橋(2008年2月、木戸照博撮影)

「秋に歩道閉鎖」のお知らせの看板(2013年1月8日、木戸照博撮影)

歩道橋の地番等の市役所の標識板(鉄橋脇に設置)(2013年1月8日、木戸照博撮影)
http://photo.sankei.jp.msn.com/essay/data/2013/01/20akagawa/
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なるほど。
これは一度訪れてみたいところだねぇ。
( ´・д・)
しかし、齢80を超える老体をまだ扱き使うか。
世の中、廃線になって遊歩道に転用される橋の方が多いというのに。
(;´-ω-)
~ 以上 ~