
2011年に1900億ウォンをかけて完成させたが、半月もたたずに駅舎の雨漏りが発生して以来、補修しているにもかかわらず毎年冬になると、配水管が凍り、雨が降れば滝のような雨漏りが発生する。現在の駅の景観を変えずに、配水管の回りに断熱材を巻いて雨漏りを防止するというのは不可能というのが、専門家の見方だ。

コレイル内部では、ひそかに五松駅の建て替え議論が起きていたと言われている。デザイン重視の設計から機能重視の設計に変えようというムードが公社の中で起きている事も建て替えの理由になっている。しかし、仮に建て替えを発表すれば、数年しか経過していない駅舎を建て替えることは、血税の無駄遣いと言われ、国民の非難を受けるばかりでなく、コレイルの民営化を推進する国土海洋部を勢いづかせることになることを恐れている。

そんな中、世宗市を経由するKTX新線の話が持ち上がった。世宗市は、2012年7月1日に発足した特別自治区で、ソウルに代わる韓国の新しい首都として計画され、既に6つの中央省庁が移転を終えており、現在約2000人の公務員がソウルから通勤している状況にあるが、通勤手段としてはバスしかなく、苦労が耐えない。

KTXの最寄駅は五松駅になるのだが、長く旅客駅でなかった駅なので、駅前が未開発で先ほど導入したBRTは、五松と世宗市間を1時間に一本しか運行しておらず、今後さらに中央省庁が移転する場合に、通勤のための輸送の困難に直面する。
コレイルは、2年ほど前にひそかに計画していたKTX新線の話を伏せて、ソウル-世宗間に2階建てKTX車両の開発の情報を新聞各紙にリークした。当時、2階建ての1階がロングシートと立席になっており、話題になった。コレイルは、KTX新線で世宗市に新駅が出来れば、長く旅客駅でなかった五松駅の旅客駅としての営業を終了させることを考えている。建て替えでなく、廃止してしまえば、建て替える必要性がなくなり、国民から非難されることもなくなるからだ。コレイルはこの計画を確実のものにするために、1900億ウォンをかけた五松駅を昨年の12月に無人駅に格下げさせている。
しかし、コレイル民営化を諦めていない国土海洋部は、KTX新線のニュースが流れた直後、すぐに新線の計画は一切ないというコメントを流し、コレイルの計画を台無しにしてしまった。コレイルは、難しい舵取りを迫らせることになりそうだ。