カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事は12日、同州が中国と組んで680億ドル規模の高速鉄道建設計画を実現させれば、安全上の懸念は克服できるとの見方を明らかにした。
中国の安全面の実績にはむらがあることから、カルフォルニア州の人々は中国製の高速鉄道に乗ることをためらうのではとの質問に対し、ブラウン知事は「大事なのは問題を克服することであって、問題が存在しないふりをすることではない」と答えた。
また、誰が高速鉄道網に資金を提供するかや、これを建設するかについてはまだ何も決まっていないとし、「科学・ビジネスチームがこうした問題に取り組んでいる」と述べた。
懸念が生じている主な原因は2011年の高速鉄道衝突事故だ。中国東部の浙江省温州市で起きたこの事故では40人が死亡し、172人が負傷した。
これをきっかけに、中国の猛スピードの経済成長に対する国民の批判が広がり、国営の中国中央テレビ(CCTV)のニュースキャスターはある番組で「私たちは無事に目的地に到着する列車に乗れるだろうか」と問うた。
ブラウン知事は、カリフォルニア州に本社を置く経営者と政府高官の代表団の団長として、上海のカリフォルニア-中国貿易投資オフィスの正式開所式に出席した。
カリフォルニア州は03年以降、中国に公式な拠点を設置していなかった。コンサルティング会社ロジウム・グループによると、12年の中国本土からカリフォルニア州への投資額は15億ドルと、中国の対米投資の6.6%を占めた。対カリフォルニア州投資のうち交通・建設セクターの割合はわずか1%だった。
当局者らによると、代表団のメンバーは中国政府系ファンド(SWF)の中国投資有限責任公司(CIC)を含む中国企業を訪問し、高速鉄道プロジェクトの資金手当て、建設、準備について話し合った。
さらに、鉄道機器メーカーの唐山軌道客車の代表者らとも会談した。国営の鉄道運営会社、中国鉄路総公司との会談も予定されているという。
ブラウン知事とその随行員らは11日に北京-上海間の高速鉄道に乗った。
カリフォルニア州高速鉄道局のダン・リチャード局長は、中国国内の鉄道網の運営に関する安全性の問題についてコメントするのは避けたが、「米国で鉄道網を建設する際には、可能な限り最高レベルの安全性と信頼性を確保することを保証する。これはとても重要だ」と述べた。
リチャード局長は、プロジェクトの総費用は最大で680億ドルと見積もっている。
局長は「うち3分の1は民間セクターが賄うと考えている」と語った。
ただ、代表団は高速鉄道網に充てる小切手を手にして米国に戻るつもりはないという。
リチャード局長は「これは何らかの契約を結んだと言って帰国するたぐいの旅ではない。作業はもっと広範囲に及ぶだろう」と述べた。
「だが、われわれがカリフォルニア州で行動を起こしていること、抱えていた多くの問題を解決したこと、高速鉄道網の最初の部分の建設に向けて今夏に起工する予定であること、をはっきりさせておきたい」とし、最初の区間はフレズコ北部からベーカーズフィールドまでとなると語った。
中国は、安全性の問題、巨額の債務、汚職に苦しむ旧鉄道省を解体・改革している最中だ。国営メディアによると、検察当局は10日、劉志軍・元鉄道相を収賄と職権乱用の罪で起訴した。

Zefiro380ベースのCRH-380D
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323846104578424352516758988.html
kaesaekiの熱心な運動も徒労に終わったな