
場所は、姫路駅から南西の方角にある手柄山(てがらやま)です。
この小高い山は、山全体が市の公園になっていて、山の上からは、市内が良く見渡せます。山陽新幹線と山陽本線が交差するところに、山陽本線が高架になる際に、一部撤去されたモノレールの軌道が今も残っています。

この公園の中には、市の設備が色々あるのですが、モノレールの終着駅を改造してモノレールの展示場にしています。展示場公開は、2011年の5月頃で、まだ2年も経過していないようです。

2両編成の車両がおいてあり、そのうち1台は、中にも入れるようになっていました(もう一台の中には、運転手や乗客の人形が置かれていました)。

入ってみると、冷房装置もなく、簡素な作りです。何十年も放置されてあったといいますから、シートは新しく張り替えたものでしょう。

モノレールの開業は1966年。今、姫路城は平成の大修理をしているわけですが、昭和の大修理の完了を記念して、この地で博覧会を開くにあたって、その交通手段にモノレールが選ばれたようです。

モノレールは、ロッキード式と言われる物で、世界では、姫路と東京の向ヶ丘遊園の2箇所のみです。ロッキードがモノレール事業から撤退したことで、この方式のメンテナンスが出来なくなり、向ヶ丘遊園のモノレールは老朽化を理由に廃止されたといいますね。

モノレールは、廃止される前に数年で運行中止されるわけですが、現地に行ってみると、なるほどこの短い区間にモノレールを引く必要はないというのがわかります。
東側の山陽電鉄の駅である「手柄駅」からでも歩いて行ける距離にありますし、そこから遠い手柄山の遊園地には、山陽本線の新駅を設けてもらうとかすれば、事足ります。

色々とググると、モノレールの建設と運営が姫路市の財政を圧迫したようで、このあたりは、韓国の仁川市と似ているところがあるかもしれません(姫路のモノレールの運行自体には問題は出ていませんがw)。
そして、財政の圧迫は、最終的に、2010年姫路市営バスの事業廃止にまで、追い込まれていった原因にもなったように見えます。